アメリカの高校改革
日本の学校は何を学ぶべきか


大野達郎 著
A5判 160ページ 定価(本体1,800円+税)
ISBN978-4-7619-0698-6 高校

アメリカの高校改革についての現地取材に基づくレポート。そこから日本の高校改革は、何を学び、どう進むべきかを示唆している。





はじめに

序 章 アメリカにおける教育改革の背景
1 八〇年代のアメリカの高校
ショッピングモール・ハイスクール/レリバンスとスモーガスボード/診断テストの横行/ミニマム・エッセンシャルズ
2 答申書「危機に立つ国家」
当時のアメリカの経済/「危機に立つ国家」/「危機に立つ国家」が訴えたこと
3 国家教育目標「ゴールズ 二〇〇〇」
「二〇〇〇年のアメリカ――教育戦略」/「ゴールズ 二〇〇〇」
第一章 アメリカの新しい高校
1 エッセンシャルズ学校連合
サンフランシスコ近郊/オセアナ高校/オセアナ高校の授業/日本からの出稼ぎ教師/オセアナ高校誕生の経緯/エッセンシャルズ学校連合
2 チャータースクール
アメリカをドライブ/チャータースクールとは/リーダーシップ高校の校長先生/リーダーシップ高校の授業/建学の精神と校長の努力/リーダーシップ高校の入試
3 新しいオルタナティブ・スクール
私の高校訪問/オルタナティブ・スクールとは/コミュニティ・カレジについて/ミドル・カレジ高校
第二章 フーバー市の教育
1 フーバー高校
アラバマ州フーバー市/フーバー高校/大きな学校の良さと小さな学校の良さ/フーバー高校の規律/高校改革を推し進めた力/フーバー高校の目標
2 オルタナティブ・スクール
クロス・ロード・スクール/教師一人に一・六人の生徒/この学校のプログラム/プラグラムは個別、指導は厳しく/日本への期待
3 フーバー市の小学校
トレース・クロッシング小学校/ティーチャー・オブ・ザ・イヤー/エンリッチメント・プログラム/カフエテリア
4 教育長ファー博士
5 アメリカにおける教育論争
リテラシー/文化的リテラシー/批判的リテラシー
第三章 伝統校の努カ
1 マーティン・ルーサー・キング・ジュニア高校
マグネット・スクール/アメリカの貧困/セキュリティ・ゲイト
2 ウエスト・ブルームフィールド高校
アウト・オブ・デトロイト/校長先生の胸に”キス・ミー”/”キス・ミー”を支えているもの/スチユーデント・サーヴィス・センター
3 メモリアル高校
美しい町オークレアとメモリアル高校/生徒用喫煙場所/旧き良きアメリカ/地域の教育力とランチ・ディテンション/学校現場と大学の教育学部
終章 明日の学校教育のために
1 フル・トレランスの構造
NHKの「中学教師徹底討論」から/「生徒理解にもとづく生徒指導」/”こころ”の氾濫/安易な心理分析/おとぎ話になった”こころ”
2 豊かな教育とは
豊かさを求めて/豊かさとはシステムのこと/日本型のオルタナティブ教育を/地方教育委員会の役割/開発が急がれる各種の教育プログラム
あとがき

参考文献