教科書を豊かに発展させる授業
社会科

長谷川康男 著
A5判 208ページ 定価(本体2,100円+税)
ISBN978-4-7619-0837-9 小学校教師

社会科で子どもが問題意識を持つ場合について、教材・活動・体験に分けて実践事例を紹介、解説。それによって学力を伸ばす授業を提案する。




まえがき
第1章 21世紀型社会科授業を求めて
  1. 社会科の基礎・基本を身に付ける授業
    (1)総合的な学習が始まって教科の本質が問われている
    (2)社会科の基礎・基本とは何か
    (3)学力低下論の真実
    (4)基礎・基本を身に付け学力を伸ばす指導法
  2. 問題意識と目当てを核につくる授業
    (1)子どもは自ら問題をもつ存在なのか
    (2)子どもが問題をもつとき
    (3)子どもが問題を発見する学習材10のタイプ
    (4)子どもが目当てをもつとき
    (5)問題と目当ての条件
    (6)学習材のストライクゾーン
  3. 社会市民的行動をつくる授業
    (1)共生・共創の時代の社会科授業
    (2)共に生き共につくることを学ぶ
    (3)社会科の究極の目標「社会市民的行動を育てる」
第2章 子どもが問題意識をもつ学習材
  1. 「驚き」のある学習材
    「スーパーの工夫」(3年)
  2. 「矛盾」のある学習材
    「上質紙と再生紙」(5年 国土と環境)
  3. 「常識を覆す」学習材
    「まちのくらしを地図に表そう」(3年)
  4. 「新奇さ」のある学習材
    「屋根と雪国のくらし」(5年 各地のくらしと気候)
  5. 「概念的不一致」のある学習材
    「江戸前寿司と日本の水産業」(5年)
  6. 「困惑」の状況をつくり出す学習材
    「聖徳太子と冠位十二階」(6年)
  7. 「混乱」状態に陥らせる学習材
    「洗濯板と昔の人々のくらし」(4年)
  8. 「不適切なもの」を含む学習材
    「外国の教科書からわたしたちの県へ」(4年)
  9. 「2つの間の変化の様子やその先を推測したくなる」学習材
    「県の伝統工業」(4年)
  10. 「特色などの共通項」を見つけたくなる学習材
    「4WDの普及率と雪国・寒冷地のくらし」(5年)
第3章 子どもが目当てをもって学ぶ活動・体験
  1. 体験で目当てをもって追究する
    1. お茶会を体験して学ぶ
      「室町の文化と民衆の成長」(6年)
    2. アイマスク体験で学ぶ
      「私たちのくらしと日本国憲法」(6年)
  2. ディべート的手法で討論する
    「雪国と南国・沖縄, どちらがくらしやすいか」(5年)
  3. ポスターセッションで目当てをもって発表して表現する
    「日本と関係の深い国々」を選択して調べて発表しよう(6年)
  4. シミュレーションで組織的協カ的な働きのシステムを理解する
    「火事からくらしを守る」〜私たちはこんなに守られている(3年)
第4章 社会市民的行動をつくる柱会科授業
  1. 意思決定カを育てるロールプレイング・シミュレーション
    「鎌倉幕府と元寇」(6年)
  2. 地域市民を育てる
    「交通事故からくらしを守る」(3年)
  3. よき国民を育てる4組による勝敗のない討論
    「民主主義時代のリーダーになろう!」(6年「政治単元」)
  4. 地球市民を育てる異文化体験シミュレーション
    「ラファラファ」(6年「日本と関係の深い国々」)