アメリカの事例に学ぶ学力低下からの脱却
キャラクターエデュケーションが学力を再生した

加藤 十八 著
A5判 192ページ 定価(本体1,900円+税)
978-4-7619-1053-2 中・高校校長

日本の教育は、かってのアメリカの1970年代の学校崩壊の状況時に似てきているといわれる。その危機から脱却し、みごとに学力を向上させ、人格教育も確立させたアメリカの事例を研究し、日本の学力再生への方策を追求した。


この本を読まれる皆さんへ
第1章 アメリカの学力低下への危機意識
第1節 アメリカの伝統的教育
  1. ピューリタン精神
  2. 二十世紀初頭のアメリカの教育
第2節 進歩主義教育の破綻とその対応
  1. 進歩主義教育の成立とその破綻
  2. 科学技術教育志向への転換
第3節 非管理教育による学校崩壊とその対応
  1. アメリカの教育革新──非管理教育
  2. 七十年代のアメリカの学校の情況──学校規律の崩壊
  3. 学校教育建て直しの気運
第2章 アメリカの学力再生策
第1節 レーガン大統領の教育改革
  1. 危機に立つ国家
  2. アメリカ教育視察団の来日
  3. 日本教育に学べ
  4. アメリカ教育省の改革姿勢
第2節 G・ブッシュ大統領の教育改革
  1. 国家教育目標
  2. アメリカ2000教育戦略
  3. アメリカ2000教育戦略の描く具体的戦略
第3節 クリントン及びW・ブッシュ大統領の教育改革
  1. クリントン大統領の施策
  2. W・ブッシュ現大統領の施策
第4節 チャータースクール
  1. 新しい選択、古いものへの関心―─教育理念の多様性
  2. チャータースクールの現状
第3章 アメリカの学習指導の現実
第1節 学力と規律
  1. アメリカの学校制度
  2. 学力と規律は一体である
  3. 規律の達成
  4. 適切な生徒指導
  5. クリントン大統領の教育改革と学力向上策
第2節 アメリカの学習指導
  1. 学習指導は幼稚園教育から
  2. グレチコ小学校の場合――学力と規律
  3. ソーリングスクールの場合──チャータースクール
第3節 教育委員会と学校の指導
  1. 教育委員会の指導
  2. スコッチ小学校の場合──細かい規則
  3. アボット中学校──尊敬と自制
第4節 学力向上策
  1. 統一テストに見る競争主義
  2. 学力向上策
  3. アメリカの学習指導理念の動向
第4章 アメリカの人格教育
第1節 人格教育は国家意識の高揚から
  1. 国旗に忠誠を尽くす
  2. アメリカにおける愛国心教育
第2節 道徳は教えられなければならない
  1. 伝統重視のゆらぎと回帰
  2. W・べネットの道徳論ヘ
  3. 純潔教育
第3節 人格教育とは徳目教育である
  1. コア・エッセンシャルズ
  2. 徳性ある市民の開発
  3. プライマリーフォーカス――六徳目の標柱
第4節 学界の道徳教育論
  1. アメリカにおける伝統的道徳観とそのゆらぎ
  2. 新しい道徳論―─価値の相対性
  3. ボストン大学道徳倫理開発センターの100の道徳的心得
第5節 日本の道徳教育とアメリカの人格教育
  1. 日本の道徳教育
  2. 人格形成の日米比較
  3. 人格形成志向の日米比較─―グラフからの検討
第5章 日本教育の反省と再生
第1節 教条主義による思考統制
  1. 教育界に巣くう教条主義──進歩的、民主的という用語
  2. 教条主義による教育堕落の例
  3. 教条主義脱却の動き
第2節 徳治主義による行動態様
  1. 徳治主義とは──規則を嫌う
  2. 日本における徳治主義の形成
第3節 偏向的教条主義と情緒的徳治主義のなれ合い
  1. 戦前の教育評価──良い教育
  2. 日本教育病――徳治主義と教条主義のなれ合い
第4節 日本教育の堕落
  1. 総合的学習
  2. 学校カウンセリング
  3. 生徒指導とカウンセリングは違う
  4. カウンセリングに対する専門家の証言
第5節 日本教育の再生──我が国を本来あるべき姿に戻すために
  1. 教育理念は単純明快でなければならない
  2. 学力の向上は、努力と訓練を必要とする
  3. 道徳的徳目をしっかり教えるべきである
付 グラフで見る日米教育の盛衰
あとがき
 

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