世界の学校
教育制度から日常の学校風景まで

二宮 皓 編著
B5判 192ページ 定価(本体2,500円+税)
978-4-7619-1170-6 高校教師 大学

知ってるようで知らない、世界の学校の日常。話題のフィンランドをはじめとして、今注目の世界の学校の様子がよくわかる。



第l章 世界の学校を旅する−比較教育文化論への誘い
1.世界の学校の三類型
  1. ヨーロッパ大陸の学校類型−「勉強」中心の学校
  2. 旧社会主義諸国の学校類型−「思想」と「労働」重視の学校
  3. 英米諸国の学校類型−楽しい想い出の残る学校
2.比較教育学・比較教育文化論への誘い
  1. 比較教育学研究の目的論
    1. 個性記述的目的
    2. 法則発見的目的
  2. 比較教育文化論の試み
    1. 学校の「時間」文化の比較
    2. 学校の「空間」文化の比較
    3. 学校の「教育様式」文化の比較
3.結び
第2章 発言することを学ぶ学校−ドイツ
1.学校の風景
  1. 登校の様子
  2. 入学の日
  3. 児童の1日
  4. 教員の仕事と学校の構成員
2.学校の特色
  1. 複線型の学校教育制度
  2. デュアルシステム
  3. アビトゥア
  4. 学校と職業
3.学校改革の動向
  1. 教育スタンダード
  2. 終日制学校と学童保育
第3章 平等と多様性を尊重する学校−フランス
1.子どもの学校生活
  1. バランスの取れた学習リズムの実現
  2. 新しい教育課程のもとで
  3. 全国一斉学力調査
2.学校教育の特色と課題
  1. 見直される落第制度
  2. 知識偏重からの脱却−教科の枠を超えた新しい学習形態−
  3. 宗教的中立性の遵守−スカーフ問題−
3.学校改革の動向
  1. 基礎学力の向上を−2005年教育法のねらい−
  2. 義務教育段階で確実な基礎知識・能力の習得を
第4章 学力世界一の学校−フィンランド
1.学校の風景
  1. 学校の1日
  2. 学校カレンダー
  3. カリキュラム
2.学校の特色
  1. 国際学力調査での好成績
  2. フィンランドの教員
3.学校改革の動向
  1. 初等・中等教育改革の動向
  2. 高等教育改革の動向
第5章 多様化と格差拡大が進む学校−ロシア
1.学校の風景
  1. 社会・経済の混乱と学校
  2. 学校制度
  3. 子どもたちの1日
  4. 学校の先生たち
2.学校の特色
  1. 学校の多様化を促進する教育課程基準
  2. 特色あるカリキュラム・教材の開発
  3. 宗教教育をめぐる議論
3.学校改革の動向
  1. 教育の「現代化」
  2. 教育行政の改革
第6章 「和諧社会」を目指す社会主義大国の学校−中国
1.学校の風景
  1. 劉亦倫君の1日
  2. 学校制度とカリキュラム
  3. 教室と授業風景
  4. 教師の資格制度と職級任用制度
  5. 家庭訪問と家長会
2.学校の特色と課題
  1. 「小中学生守則」の改訂に見る生徒指導
  2. 民族的多様性
  3. 義務教育における「飛び級」と留年
3.学校改革の動向
  1. 進むカリキュラム改革
  2. 「和諧社会」論と「教育平等」の課題
  3. 大学改革
  4. 教員養成・評価制度
第7章 教育水準向上のための「優れた学校」−イギリス
1.学校の風景
  1. ある初等学校の1日
  2. 初等学校の授業風景
  3. 楽しい課外活動が豊富
  4. 初等学校からコンプリヘンシブ・スクールヘ
2.学校の特色
  1. 義務教育学校への就学と不登校
  2. 学校は義務ではない−ホームエデュケーションの制度と実際
  3. 30人学級の実現
  4. 紳士の教育
3.学校改革の動向
  1. 21世紀の学校像
  2. 初等・中等学校の改革動向
  3. 高等教育の量的拡大
  4. 教員養成・教員評価
  5. 教育行政機構の改革
第8章 魅力あふれる教育環境をもつ学校−オーストラリア
1.学校の風景
  1. 登校・下校風景
  2. 入学式や学期の始まり
  3. 児童の様子
  4. クラス編成と授業の様子
  5. 学習の環境
  6. 教師の様子
  7. 授業風景
  8. 行事など
  9. 褒章 制度
  10. 職員室や教師の様子
2.学校の特色
  1. 移民を大切にする言語教育
  2. 多文化主義教育
  3. 遠隔教育
  4. 先住民の教育
  5. 学校審議会
3.学校改革の動向
  1. 教育の「質」の重視
  2. 教員の専門性の開発と地位の向上
  3. 保護者、地域産業、コミュニティの教育活動への参加
  4. 職業教育訓練の推進と拡充
第9章 忠誠宣言のある学校−アメリカ
1.学校の風景
  1. 忠誠宣言と学校の1日
  2. 多彩で楽しい年中行事
  3. 入学試験のない学校制度
  4. 教育課程
  5. 高等学校の卒業基準
  6. 教師
2.学校の特色
  1. アメリカナイゼーションと公立学校
  2. 学区の教育委員会制度と「素人支配」の原則
  3. 多文化教育
  4. 世界でもっともユニバーサル化した高等教育制度
3.学校改革の動向
  1. No Child Left Behind政策
  2. チャータースクール・学校選択・株式会社の参入
  3. 教員養成改革動向
第10章 教育先進国を目指す学校−韓国
1.学校の風景
  1. 新学期の子どもたち
  2. 勉強へのプレッシャー
  3. 「教師の日」の光と影
2.学校の特色
  1. 教育課程の新動向
  2. 学校運営委員会の導入
  3. 早期英語教育の開始
  4. 歴史教育の重視
3.学校改革の動向
  1. 教育行政組織の改編と学校評価の導入
  2. 高等学校における英才教育の振興
第11章 高学力・実力主義の学校−シンガポール
1.学校の風景
  1. 小学校の1年
  2. 小学校の学習環境
2.学校の特色
  1. 教育制度の概要
  2. 教育課程の概要
3.学校改革の動向
  1. 実力主義と英才教育
  2. 教具制度改革
第12章 数々の改革を推進する学校−タイ
1.常夏の国の学校生活
  1. 学校生活の1日と1年
  2. 師を敬う教育
  3. 地域や家庭との連携風景(家庭訪問など)
2.学校教育の特色と課題
  1. カリキュラム改革と教育機関カリキュラム
  2. ドリームスクール
    (―郡―夢学校、ヌンアンパー・ヌンローリエン・ナイファン)
  3. 宗教教育
  4. 教育の量と質に関わる課題
3.学校改革の動向
  1. 国家教育法による諸改革
  2. 教員養成改革
第13章 ガルーダを掲げる学校−インドネシア
1.学校の風景
  1. 児童の1日
  2. 学校の1年
  3. 学校系統図と学校制度
  4. カリキュラム
  5. 教師の1日
  6. 地域・保護者と学校の関係
2.学校の特色
  1. 多様性の中の統一
  2. 国家統合の象徴「パンチャシラ教育」の模索
  3. 多様性の尊重の象徴「地域科」教育の模索
3.学校改革の動向
  1. 2003年新国民教育制度法にみるインドネシアの学校改革構想
  2. コンピテンシーを基盤とするカリキュラム
  3. 大学改革の動向
第14章 貧困に立ち向かう学校−ブラジル
1.ラテンアメリカ−地域と学校
  1. 1980年代以後の変化
  2. ラテンアメリカの学校
  3. 貧困問題
2.ブラジルの学校風景:学校の長い1日
  1. 登校風景
  2. 学校の1日
  3. 学校プロジェクト
3.学校の構造的課題
4.学校改革の動向
  1. 「初等教育振興基金」と地方分権化
  2. 貧困対策と教育
第15章 学歴社会下の受験中心主義の学校−ケニア
1.学校の風景
  1. 登校風景
  2. 児童の1日
  3. 学校制度
  4. カリキュラムと時間割
  5. 教師の生活
2.学校の特色
  1. 学歴社会に組み込まれた小学校
  2. 教育機会の拡大と教育の質的向上
  3. HlV/AIDSの学校への影響
3.学校改革の動向
  1. 初等教育の無償化
  2. 教育セクター支援プログラム−2005−2010年
  3. 他のアフリカ諸国の状況

あとがき

執筆者一覧

編著者略歴
 

→ [学事出版トップページへ]