戦後高校教育史
全国高等学校長協会の歩みより

萱原昌二 著
A5 336ページ 定価(本体3,500円+税)
978-4-7619-1294-9 高校教師

戦後高校教育史を全国高等学校長協会の資料をもとに、校長の立場からまとめた。



はじめに

第一章■第二次世界大戦後の教育改革
一.教育の民主化
総司令部による教育民主化の指令/六・三・三制の発足
二.全国高等学校長協会の発足
校長協会設立の準備/発足当時の校長協会
三.新制高等学校の発足
アメリカをモデルとした新制高校/小学区制/総合制/男女共学制/新制度へのとまどい
四.新制高等学校の教育課程
大幅な選択制の導入/教室移動で廊下はラッシュ状態/大幅な選択制の修正/短命に終わった大幅な選択制
五.全国高等学校長協会の苦悩
旧制中等学校からの脱皮/新制高校発足の決意
第二章■占領下教育からの脱却
一.教育内容の改善
教育改革の見直し/理科教育・産業教育の充実/人格形成の完成教育
二.多様な教育課程の編成
独立国家としての教育の改善/必修教科・科目の増加
三.べビーブーム世代の到来
高校進学率の上昇/適格者主義か希望者主義か/職業科高等学校の増設
第三章■後期中等教育の拡充
一.後期中等教育の多様化
高等学校以外の教育機関の整備/職業教育の多様化
二.全国高等学校長協会の提言
後期中等教育についての提言/中央教育審議会の答申「後期中等教育のあり方について」/生徒の多様化への対応/生徒の多様化に対応した教育課程
三.高校入試改革と学園紛争
高校入試改革と東京都の学校群制度/学園紛争
四.学校教育の拡充整備の提言(四六答申)
中央教育審議会の画期的な提言/中央教育審議会中間報告への対応/実現されなかった「四六答申」
第四章■国民的教育機関としての高等学校
一.昭和五○年代の深刻な教育課題
九○パーセントを突破した高校進学率/いじめ・不登校などの教育問題/ 様々な教育論
二.大学入試の改善
旧学校制度における入学試験/進学適性検査/能研テスト/大学入学者選抜方法の改善要求/共通第一次学力試験
三.ゆとりと充実
量的拡大への対応に追われた高校教育/高校教育の再編成/ゆとりと充実をめざした学習指導要領/総合科目の新設/学習指導要領の基準の弾力化/習熟度別学級編制/教育課程の編成/学習指導要領への対応と評価
四.大学入試センター試験
不評だった共通一次試験/学習指導要領の改訂と共通一次試験/共通一次試験の再検討/共通一次試験に代わる新テスト/試験日程・受験機会の複数化・私立大学の参加が争点/大学入試センター試験
第五章■社会の変化に対応した高校教育
一.臨時教育審議会
臨時教育審議会の発足/臨時教育審議会の審議/教育改革に関する第一次答申/教育改革に関する第二次答申/教育改革に関する第三次答申/教育改革に関する第四次(最終)答申/ 臨時教育審議会後の動き
二.ゆたかな心の育成と個性を生かす教育
臨時教育審議会に対抗して発足した教育課程審議会/高校社会科の再編成/家庭科の男女共修/全国高等学校長協会の教育課程審議会への対応/平成元年版 『高等学校学習指導要領』/国旗・国歌について/職員会議の位置づけと評議員制度/全国高等学校長協会の学習指導要領への対応
第六章■二十一世紀を展望した教育の改革
一.新しい時代に対応した教育諸制度の改革
第一四期中央教育審議会/中教審の学校教育制度に関する小委員会の審議/総合的学科(総合学科)/学校週五日制/教育上の例外措置/高校入試の改革
二.生きる力とゆとり
第十五期中央教育審議会/相次いで設置された調査研究協力者会議/全国普通科高等学校長会の提言「新しい高校像を求めて」/教育課程審議会/平成十一年版 『 高等学校学習指導要領』/総合的な学習の時間/『学習指導要領 』の一部改訂/中高一貫教育
三.急テンポの高校教育改革
地方教育行政の見直し/東京都の教育改革
あとがき

 

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