生命(いのち)をはぐくむ色彩
シュタイナー教育からの学び

臼田さかえ 著
A5判 142ページ 定価(本体1,800円+税)
978-4-7619-1686-2 教師全般

シュタイナー教育の水彩画技法をドイツで学んだ著者による、新たな描画法を伝える一冊。生命力を活性化し、個の自立に寄与する絵画のあり方を探る。

はじめに
序 芸術とは何か
第1章 綿(わた)で描く三原色6色のパステル画
1-1 三原色のパステル画法
1-2 三原色6色の意味とパステル素材
・「綿」で描く「記憶の情景」
・「はがき」に描く意味
・テープの痕―白いふちどり
・サイン
・環境から生まれる「色」と「かたち」―植物の「緑色」
第2章 「共同の学び」としてのパステル画
2-1 「共同の学び」の流れ―[導入]→[体験]→[鑑賞]
・[導入]―コミュニケーション
・[体験]―呼吸
・[鑑賞]―ポジティブシンキング
2-2 題材探し―普遍性と個別性
・色彩印象―魂が呼吸する
・自然界の色―大地の呼吸を感じる
・色がかたちを生む
・五感を拓く―音、におい、味、手ざわり
・具象と抽象―可視と不可視
2-3 生命(いのち)をはぐくむ色彩
・息を吐く―眠りと癒しへ誘う色彩ワーク
・息を吸う―目覚めに向かう色彩ワーク
2-4 パステル画の年齢別カリキュラム案
・小学1〜2年生;「抽象」
・3〜4年生;「抽象→具象」
・5〜6年生;「具象」
・中学生(成人);「具象&抽象」
・14歳の頃;モノクロームの世界(光と影)「具象」(鉛筆、コンテ、木炭、等)
・高校生(成人);「抽象的具象」―世界に一つの本を作る
・人生の達人;「記憶の情景」
・異年齢で楽しむ;「色で会話する」
第3章 理論的背景―シュタイナー教育とゲーテの色彩論
3-1 綿で描く三原色6色のパステル画法の誕生
・シュタイナー教育と三原色の水彩画
・「大人のための教育芸術」
・「水彩」から「パステル」へ―新たな技法の確立
・技法書『響き合う色』の発刊
3-2 色彩の生い立ち
・光がもたらす色彩
・色を見る眼と脳―視覚という感覚
・『私』が見る色彩世界―意識の在り処
3-3 色彩の謎を解く―ニュートンとゲーテの色彩論
・ニュートンの実験を検証する
・光と闇―ゲーテの色彩論
・眼の中の闇と光
・補色残像―総合統一化(ホリスティック)に向かう人体85
3-4 色彩が語る言葉―「感覚」から「感性」へ
・「色名」の発達
・植物染料で作る「緑」
・ゲーテとシュタイナーが語る「緑」という色
・色彩心理学の祖としてのゲーテ
・抽象絵画の誕生とデザイン教育
・色彩心理―普遍性と個別性
第4章 社会に広がる色彩―色を通して「私」と出合い、「世界」と出合う
・描く喜びは世代を超えて
・色彩に癒される
・「個性」の表現をめざす若者
・色彩と共に変貌する母親たち
・伝播する色の響き
第5章 未来へ―芸術・教育・医療をつなぐ色彩の力
あとがき
 

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