自立した親子の関係と不登校からの社会復帰

小田貴美子 著
A5判 176ページ 定価(本体1,800円+税)
978-4-7619-1731-9 保護者、教師全般

不登校の克服には、自立した親子の関係を築くことが不可欠である。不登校の子どもと親の相談活動を続けている著者が、不登校克服の条件を、具体的な事例を通して明らかにする。

はじめに
(1)不登校生徒との出会い
(2)現在と始めた頃との不登校に違いはあるのか
(3)この本をまとめたいと思った理由
第1章 子どもが学校に行かなくなったとき
1‐子どもが学校に行かなくなるときの様子
 子どもが学校に行かなくなるとき、次のようなことが起こります。
2‐どのような子どもが不登校になるのか
 不登校になる子どもの性格をまとめてみると
3‐不登校の経過について
 (1)休み始めたとき
 (2)状態が悪くなったように見えるとき(攻撃・引きこもり期)
 (3)普通の生活に戻りつつある時期(回復期)
 (4)学校(社会)に戻り始める時期(再出発)
 (5)安定した学校(社会)生活に向かう時期(適応期)
4‐親からの質問に答える
 Q1 不登校の経過の中での五段階はわかりましたが、それぞれは、どのくらいの時間がかかるのですか?
 Q2 家の娘はしっかり引きこもったり、家庭内暴力もしないのですが、長引くのでしょうか。この段階のとおりに行かないと良くならないのでしょうか
 Q3 親としてもう大丈夫かなと思える兆候があったら教えてください。
 Q4 医者に連れて行ったところ、統合失調症と言われました。親として不登校と同じように接してよいのでしょうか。
 Q5 休みながら中学に行っていますが、帰ってくるとイライラして母親にあたります。母親の作った食事がまずいとか自分が思うようにならないと母親を傷つけます。医者に行ったら発達障害だといわれました。
 Q6 祖父母の計画で家族旅行をすることになりましたが、不登校の娘は行かないといいます。中学生なのですが一人だけ置いていっても良いのでしょうか。
 Q7 親が言ったことが気になったのか、部屋に入って食事に呼んでも出てきません。このまま出てこなかったら、どうしたらよいでしょうか。
第2章 不登校の子どもの家族と親子関係について考える
1‐不登校児をもつ親について
 (1)物事を理詰めに考えて、白黒をはっきりさせたい親
 (2)自分のできなかったことを子どもにやらせようとする親
 (3)子どもが気がつく前に困難なことを取り除いてしまう親
 (4)子どもに何かあったとき、子ども以上にパニックになる親
2‐家族、親子関係を考える
 (1)家族(夫婦・親子)がうまくいかないのは
 (2)親子の関係について考える
 (3)何故、親子の確執は起こるのか
 (4)不登校の子どもがいる家族の中で起こること
第3章 親子関係を良くするための親のトレーニング
1‐親のトレーニング終了後の感想から
 (1)高校を退学した娘との親子関係
 (2)親のトレーニングを受けて
 (3)トレーニングの中で、自分のために良かったと思うこと
2‐親のトレーニングの内容から
 (1)この問題は誰の問題かを考える
 (2)その問題の解決は、問題の所有者にまかせる
 (3)子どもの気持ちを聞くトレーニング
 (4)親の言いたいことを子どもに上手に伝えよう
 (5)親の要求と子どもの要求が違うとき
 (6)やってみても上手くいかないとき
第4章 不登校経験者が社会人になってどのように適応していくのか
1‐外に出られるようになる頃
2‐社会に出て、どのようなことにつまずくのか
3‐つまずいたことを克服するために
4‐社会生活に安定している人・できない人の違いは何か
5‐事例から考える
第5章 今までの経験からの考察
1‐知能障害児学級の経験から
2‐不登校の相談を始めて
 (1)人格障害
 (2)統合失調症
 (3)発達障害
おわりに
 

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