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角方正幸・松村直樹・平田史昭 著
四六判 152ページ 定価(本体1,300円+税)
978-4-7619-1773-9 大学
平成23年度から大学等でキャリアガイダンスが義務化される。キャリアセンターに求められている役割や、実践のノウハウなどを簡潔にまとめた一冊。大学関係者必読の書。
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- まえがき
- 第1章 キャリア開発支援とは何か
- 1-1 キャリア開発支援の実態
- キャリア形成支援の実施率は9割以上/キャリア支援の内容俯瞰/キャリア開発支援の目的/キャリア教育の定義、キャリア教育の基本方針/学校教育そのものがキャリア教育
- 1-2 キャリア開発支援のフレーム
- 全学的なキャリア開発支援のフレーム/「就職実績を上げる」側面と「それだけではない」側面/卒業生も視野に
- 1-3 キャリア開発支援の高まりの背景、大学の役割
- 大学経営とキャリア開発支援/自律の求められる時代と、自律的でない学生とのギャップ
- 第2章 産業経済の変化と企業が求める人材
- 2-1 産業構造の変化
- 企業社会や産業構造の変化を見定めることが重要/産業経済(社会)はどのように変化しているのか?/今後の雇用システム・就業構造/年齢構成の激変、需給のミスマッチ/2015年人材マーケットの未来シナリオ/大学人が認識すべきこと
- 2-2 企業が求める人材像の変化
- 大卒として求める人材/企業が採用したい人材像の変化/特定職務に独自の能力ではなく、より高度な基礎能力を求める/基礎能力の構造
- 2-3 不況下の大卒採用と大卒採用の今後
- 大卒採用の現状/景気に左右される新卒採用/民間企業就職希望者数の規模別推移/内定率は同時期比半減、「氷河期」並みの厳しさ/過去の不況期に起きたこと/世界同時不況(今回の不況)と大卒採用/企業選択の幅を広げることが重要/リベンジ就職・転職を視野に/早期離職問題/求人開拓に力を/これからのキャリア開発支援論
- 第3章 キャリア開発支援の課題と解決策
- 3-1 キャリア開発支援に必要な要素
- 就職支援からキャリア開発支援へ/高等教育におけるエンプロイアビリティ重視のトレンド
- 3-2 エンプロイアビリティを高めるための支援策
- エンプロイアビリティとは/エンプロイアビリティの育成を目標にしたキャリア教育モデル
- 3-3 就職力を高めるための支援策
- 就職力を高めるキー・ファクターは何か?/「就職力」を高める支援策
- 3-4 基礎力とは何か、それを高めるための支援策
- リアセックが考える基礎力の概念/発達段階に応じた獲得の例/基礎力の類似概念/大学による独自定義/基礎力を高める支援策/社会人基礎力育成プログラムを通じて明らかになったこと/授業の前半はグループの関係づくりに意図的にフォーカスさせる/4年間のプログラムデザイン
- 3-5 アダプタビリティを高めるための支援策
- キャリア・アダプタビリティとは何か/キャリア・アダプタビリティを見る尺度の例/対自己基礎力向上に大切なこと/キャリア支援の全体像を設計する
- 第4章 プ口グラムマネジメント上の課題と解決策
- 4-1 キャリア開発支援プログラムのマネジメント上の課題の明確化
- 多くの大学に共通する問題・課題
- 4-2 プログラムマネジメントをする上で重要な観点
- マネジメント上、重要な(しかし抜け落ちがちな)観点
- 4-3 プログラムマネジメントの実際
- ある私大のケース/量的な評価/マネジメントシステム「品質を支える仕組み」/プログラム開発・運営/キャリアカウンセラーの選考/キャリアカウンセラーのマネジメント/チームづくり
- 4-4 その他のプログラムマネジメントの観点
- 支援体験の重要性/メンタルマネジメントの観点/コミュニティづくりの試み
- 4-5 キャリアカウンセラーの活用
- キャリアカウンセラーとは/キャリアカウンセラーの学習領域/キャリアカウンセラーへの誤解/専門家としてのキャリアカウンセラー活用/大学でのキャリアカウンセラーの活用/キャリア理論
- おわりに キャリア開発支援論講座の意味
- 本書のベース/構成主義の観点での学習経験/学生たちの学習経験を体感/「キャリアの広場」
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