学校と職場をつなぐキャリア教育改革

アメリカにおけるSchool-to-Work運動の挑戦

ウィリアム・J・スタル ニコラス・M・サンダース 編
横井敏郎 ほか 訳
A5判 400ページ 定価(本体3,800円+税)
ISBN978-4-7619-1839-2
高校教師
キャリア教育のアメリカでの先進的な取り組みをまとめた“THE SCHOOL-TO-WORK MOVEMENT”を翻訳。長引く不況の影響やグローバル化の進捗で、重要性の高まる高校でのキャリア教育の課題に迫る。

目次

序文と謝辞 ウィリアム・J・スタル ニコラス・M・サンダース
訳語注解
図表一覧
第I部 序論
第1章 学校におけるSchool-to-Work:概観 ウィリアム・J・スタル
1980年代の経済状況
STW運動とSTW機会法
STWのモデルプログラム
モデルプログラムの予備的評価
STWに関する研究
School-to-Work運動の衰退
School-to-Work運動の遺産
第2章 各章の要約 マーク・ローランド
経済的文脈
STW運動
STWプログラムの問題、障害、機会
School-to-Workの未来
第II部 経済的な状況
第3章 1990年代の若年者労働市場 マイケル・A・リーズ エリザベス・ホィートン
はじめに
1970年代と1980年代―収斂と分岐の時代
1990年代における若年者労働者市場
若年労働者の失業と時給に対する教育の影響
1990年代の若年者労働市場における人種と教育
結論と提言―今後のSTWプログラムの研究のために
第4章 創造的破壊の時代における教育と職業訓練 レオナード・I・ナカムラ
概要
創造的破壊の時代に労働はどう変化しているか
1975年以降における変化の加速化
20世紀における職業の変化
高校運動(1910年から1940年)と大学運動(1940年から1970年)
創造的破壊の時代における専門的サービス
結論
第5章 古い経済か、新しい経済か―その教育的含意 ウィリアム・C・ダンケルバーグ
新しいというより効率化された経済
新しい経済、株式市場、投資ブーム
雇用への影響
教育制度にとっての含意
金融スキルと経済知識に対する要求
結論
第III部 School-to-Work運動
第6章 School-to-Workはうまくいったのか アラン・M・ハーシー
STW改革におけるパートナーシップの役割
生徒の経験の傾向
生徒の成果への影響
STW改革の持続可能性
第7章 School-to-Workの管理運営 バリ・アンハルト・エリクソン
はじめに
STWの管理運営研究
政策と実施の背景
管理運営上の決定
総合的な目標を持った州
中間的な目標を持った州
プログラム的な目標を持った州
結論
第8章 School-to-Work―ウィスコンシン州の経験 マーク・C・シャッグ リチャード・D・ウエスタン
背景
STWプログラムはウィスコンシン州の総合的改革プログラムに進化する
ウィスコンシン州の学校におけるSTWプログラム
労働力と幼稚園から高校までの教育問題への政策的応答としてのSTW
回顧―STWプログラムとアメリカの教育における改革者の伝統
第9章 融合する国際的動向 ロバート・ゼムスキー
リーハイバレー
シンガポール
スイス
日本
共通の展望に向けて
第IV部 School-to-Workプログラムにおける問題、障害物、機会
第10章 〈職場を基盤とした学習〉の教授法開発 デイヴィッド・ソートン・ムーア キャスリン・L・ヒューズ
広義の教授法
〈職場を基盤とした学習〉の教授法の目的―2つのモデル
〈職場を基盤とした学習〉のための批判的教授法―原理と実例
〈職場を基盤とした学習〉の教師の専門性開発
結論
第11章 School-to-Workプログラムがマイノリティの若者に与えた影響 フランシスコ・L・リヴェラ=バティス
はじめに
人種民族マイノリティのSTWプログラムへの参加
マイノリティの若者にとってのSTWプログラムの結果
結論
第12章 初期労働市場での生徒の成功に対する学校―企業パートナーシップの影響 ジョン・H・ビショップ フェラン・マネ
予測と仮説―高校卒業者の初期労働市場での成功に対する学校―
         企業パートナーシップと基礎能力試験の影響
実証的分析
STW研究および政策への含意
第13章 大学進学と労働力養成における高校の役割―「すべての者に大学を」政策は高校を不適切なものにしたか ジェームズ・E・ローゼンバウム
現在の政策は若者問題を狭くとらえすぎている
施策の有効性を上げる手段
結論
第V部 School-to-Workの未来
第14章 School-to-Work運動は正しい道を歩んでいるか ロバート・I・ラーマン
はじめに
政策ビジョン
STW機会法の制定と混乱したメッセージ
STW機会法の実施において連邦政府がつけた優先順位の間違いあるいは不在
若年者アプレンティスシップ・アプローチは時代遅れになったのか
次のステップ
第15章 School-to-Work運動前後のキャリアアカデミーと高校改革 デイヴィッド・スターン
キャリアアカデミーとは何か
キャリアアカデミーおよび類似の新しいパスウェイの理論的根拠
キャリアアカデミーの発展と進化
生徒の成績に対するキャリアアカデミーの効果
アメリカの高校再構築の中のキャリアアカデミーの役割
高校を小規模学習共同体に変革する効果
結論
第16章 School-to-Careerの次は何か―進歩と見通しの評価 リチャード・カジス ヒラリー・ペニントン
背景―STC運動の勃興
STC運動の今日
STC運動の未来―戦略と課題
では次に何が?
結論
編者および寄稿者について
訳語対照一覧
訳者解説
日本の高校教育に対するSTW運動の意義―本書の刊行に寄せて― 竹内常一
あとがき

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