名句を読んで写して楽しくつくる俳句ワークシート集

小山正見 編著
B5判 80ページ 定価(本体1,400円+税)
ISBN978-4-7619-1863-7
小学校教師
音読・書写から名句を味わい、わかりやすい例句でどの子も自然と俳句創作ができるワークシート集。小学校の国語教科書に載っているすべての俳句を取り上げ、解説をつけた。

目次

  1. はじめに
  1. 本書の使い方

*( )内の俳句は解説のみ紹介
  1. ●春
    1. 古池や蛙跳びこむ水の音  松尾芭蕉
    2. 菜の花や月は東に日は西に  与謝蕪村
    3. 雪とけて村いつぱいの子どもかな  小林一茶
    4. 痩せ蛙まけるな一茶これにあり  小林一茶
    5. (折々は腰たたきつつつむ茶かな)
    6. 雀の子そこのけそこのけ御馬が通る  小林一茶
    7. 山路来て何ならゆかしすみれ草  松尾芭蕉
    8. (草の戸も住み替わる代ぞひなの家)
    9. 春の海終日のたりのたりかな  与謝蕪村
    10. スリッパをこえかねている子ねこかな  高浜虚子
    11. ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな  村上鬼城
    12. 顔じゅうを蒲公英にしてわらうなり  橋 間石
    13. 水はりて春を田に見る日ざしかな  角田竹冷
    14. 立春の雪のふかさよ手鞠唄  石橋秀野
    15. 遠足のおくれ走りてつながりし  高浜虚子
    16. (春風や闘志いだきて丘に立つ)
    17. 花冷えに欅はけぶる月夜かな  渡辺水巴
    18. 梅一輪一輪ほどの暖かさ  服部嵐雪
    19. 故郷やどちらを見ても山笑ふ  正岡子規
    20. 卒業の兄と来てゐる堤かな  芝 不器男
    21. チチポポと鼓打たうよ花月夜  松本たかし
  1. ●夏
    1. 閑かさや岩にしみ入る蝉の声  松尾芭蕉
    2. 夏河を越すうれしさよ手に草履  与謝蕪村
    3. さみだれや大河を前に家二軒  与謝蕪村
    4. 青がえるおのれもペンキぬりたてか  芥川龍之介
    5. ひっぱれる糸まっすぐやかぶと虫  高野素十
    6. 五月雨を集めて早し最上川  松尾芭蕉
    7. (暑き日を海にいれたり最上川)
    8. 日焼け顔見合ひてうまし氷水  水原秋桜子
    9. (鰯雲天にひろごり萩咲けり)
    10. ぼたんちりてうち重なりぬ二三ぺん  与謝蕪村
    11. (稲かれば小草に秋の日のあたる)
    12. やれ打つな蠅が手をすり足をする  小林一茶
    13. 夏休み親戚の子と遊びけり  仁平 勝
    14. 目には青葉山ほととぎす初がつを  山口素堂
    15. 涼風や青田の上の雲のかげ  森川許六
    16. 舟に子のひだるき顔や風かほる  松窓乙二
    17. 合歓林越えて夏鶯の長湯かな  椋 鳩十
    18. 夏草に汽缶車の車輪来て止まる  山口誓子
    19. 夏草や兵どもが夢の跡  松尾芭蕉
    20. 夕立が洗つていつた茄子をもぐ  種田山頭火
    21. 牡丹百二百三百門一つ  阿波野青畝
    22. 薫風や橋を渡れば隣町  黛まどか
  1. ●秋
    1. 名月を取つてくれろとなく子かな  小林一茶
    2. (行く秋やつくづくおしと蝉の鳴く)
    3. 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺  正岡子規
    4. (うれしさや七夕竹の中を行く)
    5. 荒海や佐渡によこたふ天の河  松尾芭蕉
    6. (雲の峯いくつ崩れて月の山)
    7. いなびかり北よりすれば北を見る  橋本多佳子
    8. 名月やたたみの上にまつのかげ  宝井其角
    9. 空遠く声合わせ行く小鳥かな  炭 太祇
    10. 赤とんぼ筑波に雲もなかりけり  正岡子規
    11. (秋の蚊のよろよろと来て人をさす)
    12. 赤とんぼ葉ずえにすがり前のめり  星野立子
    13. 名月や池をめぐりて夜もすがら  松尾芭焦
    14. (蜻蛉やとりつきかねし草の上)
    15. 紅葉見や顔ひやひやと風渡る  高桑闌更
    16. 桐一葉日当たりながら落ちにけり  高浜虚子
    17. (門ありて唯夏木立ありにけり)
    18. (炎天の地上花あり百日紅)
    19. ぼくだけがはみ出している盆踊り  金子 嵩
    20. いわし雲大いなる瀬をさかのぼる  飯田蛇笏
    21. 鰯雲この一族の大移動  茨木和生
    22. 秋深き隣は何をする人ぞ  松尾芭蕉
    23. ちる芒寒くなるのが目にみゆる  小林一茶
    24. (うまそうな雪がふうわりふうわりと)
    25. (初雪や一二三四五六人)
    26. 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉  夏目漱石
    27. とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな  中村汀女
    28. をりとりてはらりとおもきすすきかな  飯田蛇笏
  1. ●冬
    1. 雪の朝二の字二の字のげたのあと  田 捨女
    2. 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや  中村汀女
    3. (夕焼けてなほそだつなる氷柱かな)
    4. いくたびも雪の深さを尋ねけり  正岡子規
    5. (雪解けや春立つ一日あたたかし)
    6. えりまきに首引き入れて冬の月  杉山杉風
    7. 美しき日よりになりぬ雪の上  炭 太祇
    8. こがらしや海に夕日をふき落とす  夏目漱石
    9. 遠山に日の当たりたる枯野かな  高浜虚子
    10. (大空にとどまつてをる蜻蛉かな)
    11. (加留多とる皆美しく負けまじく)
    12. 冬菊のまとふはおのが光のみ  水原秋桜子
    13. (落ち葉たくけむりまとひて人きたる)
    14. 七五三のあめもたもともひきずりぬ  原田種茅
    15. スケートのひもむすぶ間もはやりつつ  山口誓子
    16. (さじなめて童楽しも夏氷)
    17. 春近し雪にて拭う靴の泥  沢木欣一
    18. 向こうから来る人ばかり息白く  波多野爽波
    19. 華やかに風花降らすどの雲ぞ  相馬遷子
    20. 柊の花一本の香りかな  高野素十
    21. (はねわっててんとう虫のとびいずる)
    22. 水枕ガバリと寒い海がある  西東三鬼
    23. 白葱のひかりの棒をいま刻む  黒田杏子

※俳句の配列は、各季節ごとに、学年順になっています。
  1. 学年別さくいん

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