協同と探究で「学び」が変わる

個別的・ドリル的学習だけでは育たない力

名古屋大学教育学部附属中・高等学校 編著
A5判 176ページ 定価(本体2,100円+税)
ISBN978-4-7619-2017-3
中・高校管理職
社会の情報化・グローバル化が進む中、中高一貫校として様々な実践を試みている、名古屋大学教育学部附属中・高校の新たな実践を紹介。個別的・ドリル的学習だけでは育たない、新たな協同・探究型学習によって育てる力が見えてきます。

目次

    巻頭言 植田健男
    はじめに 「私たちのための学び」を育てる学校
    第1章 自ら考え判断する力を育てる本校独自のカリキュラム
      1 併設型中高一貫校としての1‐2‐2‐1制
      2 併設型中高一貫校におけるSSH
      3 本校が目標とするサイエンス・リテラシー
      4 SSHプログラムで育てる生徒の学びの力
      5 特色あるSSHプログラム
      (1)SLP I (サイエンス・リテラシープロジェクト I )
      (2)SLP II (サイエンス・リテラシープロジェクト II )
      (3)ASP(アドバンスト・サイエンス・プロジェクト)
    第2章 協同的探究学習法で育てる本質的な理解と活用力
      1 既存教科で育むサイエンス・リテラシー
      (1)本質を理解し、未知の課題に立ち向かう名大附属での学び
      (2)サイエンス・リテラシーを育てる協同的探究学習
      (3)中学・高校の既存教科での実践
      (4)協同的探究学習で得られた成果の評価
      2 協同的探究学習とは:理念とデザイン
      (1)なぜ協同と探究が重要なのか
      (2)協同的探究学習とはどのような学習方法か
      (3)子どもの学力、リテラシーの心理学的分析
      (4)「わかる学力」が高まるプロセス:概念的理解が深まるメカニズム
      (5)なぜ従来の授業では「わかる学力」は高まらないのか?
      3 本校における協同的探究学習の取り組みの紹介
      (1)理科における実践
      (2)数学における実践
      (3)国語における実践
    第3章 教科の枠を超えて育てる、自ら考え、判断する力
      1 体験を通して育てる科学に対する感性と表現力
        〜サイエンス・リテラシープロジェクト I の試み〜
      (1)サイエンス・リテラシープロジェクト I (SLP I )とは
      (2)どのような講座があるのか
      (3)“台所の科学”を見つける
      (4)3Dのコンピュータグラフィックを通して、物の見え方を考える
      (5)自分のことばで語る
      (6)地域のものづくり文化を体験する
      (7)興味を持った課題を探究する
      2 サイエンス・リテラシープロジェクト II で育てる
        多元的かつ長期的な視野に立った考え方
      (1)サイエンス・リテラシープロジェクト II (SLP II )とは
      (2)自然と科学
      (3)情報と社会
      3 総合人間科とは
      (1)「総合学習」の意義
      (2)学びを深めるフィールドワーク
      (3)実践事例
    第4章 授業時間外のプログラムで育てる将来につながる学び
      1 中等教育と高等教育をつなぐ「学びの杜」
        (アドバンスト・サイエンス・プロジェクト)
      2 2012年度の講座
      3 生命科学探究講座での学び
      (1)名古屋大学博物館で実物から学ぶ
      (2)名古屋大学博物館でウツボカズラの解剖
      (3)栄養学という分野を体験
      4 地球市民学探究講座での学び
      (1)地球市民として、今の自分を考える
      (2)地球市民として、何をしなければならないかに気づく
      (3)地球市民として、何ができるかを考える
      5 短期集中型高大連携プログラム・中津川プロジェクト
      (1)中津川プロジェクトとは
      (2)バスの中も「教室」
      (3)多様な活動を活かしたプログラム
      6 高校生が大学生と学ぶ「基礎セミナー」の取り組み
      (1)基礎セミナーとは
      (2)高校生24名が基礎セミナーに参加
      (3)高校生が参加した講座紹介
      (4)大学教員からの評価
      (5)高校生が大学生と学んだ意義と成果
      7 生物から学ぶ生物臨海実習・農場見学
      (1)生物臨海実習
      (2)農場講演会・農場見学
      8 SSH生徒研究員制度
      (1)ドバイで英語の発表〜チャンドラセカールプロジェクト
      (2)論文賞・生徒投票賞を受賞した数学プロジェクト
      9 海外校との連携
    第5章 評論研究
      1 SSHプログラム全体評価
      2 生徒の力を測るには?〜自己評価と客観的評価〜
      3 アンケート調査の作成と項目、分析
      4 アンケート項目と分析について
      (1)アンケート調査の質問項目について
      (2)アンケート項目一覧
      5 PISA調査を使った記述式課題による客観的評価
        〜理解・思考・表現の力をどのように測るか?〜
      6 生徒の記述内容の分析に基づく評価方法
      (1)生徒の「理解力・思考力・表現力」と「基本的知識・技能」を
         どのように評価するか
      (2)従来の形式のテストによる基本的知識・技能の評価
      (3)自由記述式問題による理解力・思考力・表現力の評価
      (4)評価問題と分析基準をいかに作成するか
      7 今後の課題
    執筆者一覧

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