特別支援教育ONEテーマブック7

吃音・難聴・読み書き障害の子へのICFに基づく個別指導

小林宏明・小林葉子 著
A5変型判 80ページ 定価(本体1,000円+税)
ISBN978-4-7619-2135-4
小・中学校教師
本書では、吃音や難聴、読み書き障害のある子どもたちの教育について、これまで学校教育が積み重ねてきた個別指導のノウハウを、ICF(国際生活機能分類)という新しい考え方に基づいて整理しました。

目次

    刊行にあたって
    はじめに
    1章 学校教育における個別指導
     1.個別指導を担当する教師の増加
     2.個別指導の特徴
    子どもと教師の一対一で行われる
    通常の学校生活から切り離された「特別な場」である
    保護者との距離が近い
    指導・支援の目標や内容を子どもの実態に応じて決める
     3.個別指導の役割や働き
    「ありのまま」を受け入れる
    安定、安心できる場となる
    子どもの良き理解者となる
    自身の障害について学んだり考えたりする
    自身の良いところを(再)発見したり伸ばしたりする
    保護者の相談の担い手になる
    子ども・保護者と学級担任との橋渡しをする
    苦手なこと、不安なことに取り組む
    学級の生活をうまく過ごす方法を考ええたり練習したりする
    2章 ICFを活用した個別指導・支援
     1.ICFとは
     2.ICFの成立と発展
     3.ICFの概要と目標
    生活機能モデル
    共通言語
     4.ICFを個別指導に活用する意義
    「何を」すればいいかが明確になる
    指導・支援の偏りを防げる
    保護者、学級担任などに個別指導の役割や働きを伝える手段となる
     5.ICFを活用した個別指導の提案
    概念の活用からはじめる
    困り感やニーズを把握する
    子ども、保護者、学級担任それぞれについて把握する
    実際の指導・支援で何ができるかによって変わる
    日々変わる
    潜在的なニーズがある
    困り感やニーズの項目例
    生活機能モデルに基づいて網羅的な実態把握をする
    本人、保護者、学級担任から情報を収集する
    実際の生活場面を把握する
    可能な範囲で実態把握の項目を取捨選択する
    実態把握の項目例
    指導支援計画を立てる
    子どもの困り感やニーズ、生活機能モデルに基づいた実態把握の結果を踏まえる
    指導・支援の優先順位を決める
    相互依存性と相対的独立性があることを踏まえる
    子ども、保護者、学級担任と困り感やニーズ、実態把握の結果、指導支援計画を
    共有する
    3章 ICFを活用した個別指導の実際
     1.吃音・構音の誤り・読み書き困難があり学校に行けなくなった颯介さん
    ICFを活用した実態把握
    颯介さんと母親、学級担任の困り感やニーズ
    生活機能モデルに基づく実態把握
    大学の教育相談の指導方針の決定
    大学生との自由遊びを通して、活力を回復する
    認知発達の評価を行い、学校などに情報提供する
    母親の相談相手になる
     2.難聴があり、通級指導教室で荒れた姿を見せた陽菜さん
    先生と一緒の「せーの」
    内緒でつくろう
    かえるくんの気持ち、書いてみる
    さよなら、ありがと
    ICFの観点から、陽菜さんへの指導を整理する
    おわりに

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