学級経営17の鉄則

中学校から小学校高学年の学級経営の方針&対策はこうつくる

吉田 順 著
四六判 160ページ 定価(本体1,600円+税)
ISBN978-4-7619-2414-0
小・中学校教師
10人の教師がいれば10通りの学級経営があります。しかし、うまくいっている学級には、その秘訣や鉄則(ルール)があるのです。中学校から小学校高学年までを中心とした「吉田流学級経営の鉄則」を伝授します。明日からあなたの学級経営が変わります!

目次

はじめに なぜ、真似てもうまくいかないか!
第1章 学級をつくる17の鉄則を知っておこう
鉄則1 「みんなで協力し団結する」をやめる
「協力」や「団結」は本当にいいことか
戦時中も「協力」や「団結」が叫ばれた
「協力」や「団結」は「いじめ」を生むことがある
「この指とまれ式」のいいところ
「この指とまれ式」も万能ではない
鉄則2 「みんな仲良く」は目標にしない
人には好き嫌いがある
あなたは「みんな仲良く」を押し付けていないか
「みんな仲良く」は目標にしない
付き合い方を教える
殺人と自殺は強すぎる「絆」が原因
鉄則3 生徒との人間関係を最初につくる
学級経営には土台がある
「生徒理解」「心に寄り添う」などではわからない
「一緒にふざけて、遊んで、雑談して」しがらみをつくる
注目されたくない子はいない
教師の個性や趣味を生かす
迷わず厳しい規律の要求をすることもある
鉄則4 尊敬される教師になる
指導が入らないのは、尊敬されていないから
「指導が入ったのは、尊敬されているからだ」は間違い
まず、よくわかる授業をする
尊敬される教師になる3つのステップ
何に困っているのか、何に悩んでいるのかをつかむ
鉄則5 学級内の力関係を知る
学級内には力関係がある
集団の特徴を把握しておく
最大の集団は「中間的集団」
中間的集団を育てる
「荒れた生徒」にも対応しなければいけない
鉄則6 教師の主観を排して訴えや相談に取り組む
学級経営上の必須の鉄則
「いじめだとは思わなかった」
「いじめかどうか」ではなく、起きた事実に取り組む
取り組みはまず事実調べから
鉄則7 子どもは不公平を嫌う
「校内暴力」期の生徒があげた原因の第1位は
昔から、子どもは不公平を嫌う
今も、不公平な扱いは荒れる原因の1つ
生徒の抱く不公平感に敏感になろう
不公平を嫌うのは人間の根源的欲求
普段に話しておく
鉄則8 生徒から嫌われることを恐れない
かつて学級経営はとてもやりやすかった
1970年代後半から、リーダー不在となる
「影響力のある子」から、嫌われたくないと思う心理
教師としての普遍的な基準をもつ
鉄則9 行事などに取り組む学級にする
行事などの取り組みがない学級
人は“人との関わり”の中でしか、人になれない
「認められたい」は人の本能的な欲求
行事などの取り組みの中で得るもの
取り組みを評価して「認める」
鉄則10 学級に規律をつくる3つの鉄則
「規律」のない学級は楽しくない
「ダメなことはダメだ」と事前に宣言し、譲らない
規律の基準には、できるだけ曖昧さをなくす
何をダメとするのか
譲らない規律を教室正面に貼る
規律がないのは“根っこ”になる原因がある
どうあっても規律に従わない子
鉄則11 問題行動には「わけ」がある
青少年の犯罪は動機がわかりにくい
子どもの問題行動にも「わけ」がある
「内科的治療」として「わけ」を探る
いろいろな「わけ」がある
取り組みには膨大な時間がかかる
「わけ」がわかっても解決はできない
鉄則12 「やってみせる、一緒にやる、させて褒める」
つくられた「管理」の暗いイメージ
必要な管理に迷わない
「管理」とは「生活をつくる」こと
学級経営には「管理」がたくさんある
教え方の基本は3つのステップ
鉄則13 子どもをよく観る
「子どもの変化に気づく」のは難しい
見えていても見落とす
子どもの何を観るのか
1日1つ「観る」
技能教科の担任は要注意
鉄則14 「褒めるべきか、叱るべきか」は迷わない
「叱る」のは教育的ではないのか
叱らない教育は名人芸
「褒められる」体験も「叱られる」体験も必要
「叱る」ことの教育的意義
「叱る」のは「褒める」より難しい
多様な叱り方がある
鉄則15 1人で抱え込まない
「失敗」を知られたくない心理
「ほうれんそう」で情報を共有する?
「ほうれんそう」も形骸化する
「3つの『間』」があると、「抱え込み」は防げる
いま、この「無駄」がなくなった
鉄則16 対応は最優先、仕事はかためて(担任の仕事術)
生徒の対応は最優先!
記録はメモ風に
机に紙切れを貼る
プリントの回収は工夫する
仕事はかためてやる
鉄則17 保護者と手を組む
「学級通信」「懇談会」「家庭訪問」などで情報を伝える
「モンスター」は滅多にいない
ただの心配性の保護者か、過保護な保護者が大半!
「危ない生徒」は事前にわかっている
コツは直接会う
第2章 17の「鉄則」を活用して演習問題をやってみよう
【演習問題1】「学級活動や行事がうまくいかない」
【演習問題2】「嫌がらせを受け、いじめられると訴えがあったが……」
【演習問題3】「授業中の私語が多く、生徒や教科担任から苦情がくる」
【演習問題4】「いつもだらしのない学級だ」と言われる
【演習問題5】「けんかやトラブルの多い学級で対応に追われている」
【演習問題6】「授業中にいろいろな理由をつけて、トイレや保健室に行きたがる」
おわりに

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