白石メソッド授業塾

国語科×音楽科の教科横断授業

共通「用語」で汎用的能力を育む

白石範孝 監修/野中太一・平野次郎・高橋陽子 編著/
さがみ国語勉強会・鶴園音楽研究会 著
B5判 120ページ 定価(本体2,000円+税)
ISBN978-4-7619-2485-0
小学校教師
国語科と音楽科に共通した「用語」に着目して「生きて働く力」を育む授業を解説。国語科と音楽科に共通する「用語(リズム、構成など)」や似た意味の「用語(旋律の山・山場など)」から汎用的能力を育む授業の手立てがわかる。

目次

シリーズ刊行のあいさつ
はじめに
第1章 国語科と音楽科の「用語」と汎用的能力
1 「用語」を通した汎用的な資質・能力とは何か
(1)国語科における「用語」と汎用的能力
(2)音楽科における「用語」と汎用的能力
(3)国語科と音楽科の授業を通して見える汎用的能力
2 国語科と音楽科に共通した特性
(1)国語科における「技法と効果」
(2)音楽科における「知覚と感受」
第2章 国語科と音楽科の「用語」と授業
(1)リズム
国語科における「リズム」とは? 音楽科における「リズム」とは?
〈1〉国語科の授業I 「みんみん」(2年詩) リズムの楽しさを感じ、表現活動につなげる
〈2〉国語科の授業II 「初雪のふる日」(4年文学) リズムに着目して物語の因果を読む
〈3〉音楽科の授業I 「赤とんぼ」(5年歌唱) リズムに着目して日本の歌の良さを感じる
〈4〉音楽科の授業II 「おもちゃのチャチャチャ」(1年歌唱) 「チャチャチャ」のリズムの面白さ
〈5〉「リズム」の授業を通してみえるもの
(2)問いと答え
国語科における「問いと答え」とは? 音楽科における「問いと答え」とは?
〈1〉国語科の授業I 「すがたをかえる大豆」(3年説明文) 問いと答えに着目して説明文の文章構造をつかむ
〈2〉国語科の授業II 「花を見つける手がかり」(4年説明文) 問いと答えに着目して説明文の文章構成をつかむ
〈3〉音楽科の授業I 「うさぎ」(3年歌唱) 問いと答えへの着目は思いを持って歌うことにつながる
〈4〉音楽科の授業II 「おどるこねこ」(1年鑑賞) 問いと答えに着目して情景を思い浮かべる
〈5〉「問いと答え」の授業を通してみえるもの
(3)くり返し
国語科における「くり返し」とは? 音楽科における「くり返し」とは?
〈1〉国語科の授業I 「カレーライス」(6年文学) くり返しに着目して人物の心情を想像する
〈2〉国語科の授業II 「想像力のスイッチを入れよう」(5年説明文) くり返しから筆者の主張を読む
〈3〉国語科の授業III 「初雪のふる日」(4年文学) 読後感につながる作品のひみつをさぐろう
〈4〉音楽科の授業I 「ユモレスク」(3年鑑賞) くり返しに着目することで楽曲の構成をとらえる
〈5〉「くり返し」の授業を通してみえるもの
(4)変化・変容
国語科における「変容」とは? 音楽科における「変化」とは?
〈1〉国語科の授業I 「世界でいちばんやかましい音」(5年文学) 変容から構成を捉える
〈2〉国語科の授業II 「三年とうげ」(3年文学) 中心人物の変容を軸として因果関係を読む
〈3〉音楽科の授業I 「ふじ山」(3年歌唱) 既知の知識を活用して変化に着目する
〈4〉音楽科の授業II 「この山光る」(3年歌唱) 旋律の変化は身体表現でとらえる
〈5〉「変化・変容」の授業を通してみえるもの
(5)旋律の山・山場
国語科における「山場」とは? 音楽科における「旋律の山」とは?
〈1〉国語科の授業I 「大造じいさんとがん」(5年文学) くり返しに着目して山場をとらえる
〈2〉音楽科の授業I 「カノン」(6年音楽づくり) 友だちと関わり合うことで旋律を理解する
〈3〉音楽科の授業II 「森の子もり歌」(3年歌唱) 旋律の比較からわかる曲の山
〈4〉「旋律の山・山場」の授業を通してみえるもの
(6)構成
国語科における「構成」とは? 音楽科における「構成」とは?
〈1〉国語科の授業I 「想像力のスイッチを入れよう」(5年説明文) 構成に着目して要旨をとらえる
〈2〉国語科の授業II 「モチモチの木」(3年文学) 物語の構成に着目して中心人物の変容に気づく
〈3〉国語科の授業III 「もうすぐ雨に」(3年文学) 場面を分けて変容に気づく
〈4〉音楽科の授業I 「虫のこえ」(2年歌唱) 歌い方の工夫は曲の構成の知覚を基に
〈5〉「構成」の授業を通してみえるもの
第3章 国語科と音楽科の「手立て」と授業
(1)材との出合わせ方
〈1〉国語科の授業I 「にせてだます」(3年説明文) 認識のズレを顕在化して問いをつくる
〈2〉音楽科の授業I 「ふるさと」(6年歌唱) 昔の難しい言葉を今の言葉にチェンジ!
(2)比較
〈1〉国語科の授業I 「やまなし」(6年文学) 比較して題名の意味を考える
〈2〉音楽科の授業I (常時活動) アレンジの違いから特徴づけている要素のよさに気づく
(3)可視化
〈1〉国語科の授業I 「プラタナスの木」(4年文学) 作品の構造を可視化して中心人物の変容をとらえやすくする
〈2〉音楽科の授業I 「春の小川・茶つみ」(3年歌唱) 直接比較によるリズムの可視化で全員参加の学習に
〈3〉音楽科の授業II 「ウンパッパ」(2年歌唱) イメージの可視化で歌声も心もひとつになる音楽学習
(4)対話
〈1〉国語科の授業I 「ごんぎつね」(4年文学) 「どういうこと?」「あ、そうか!」主題理解につながる対話
〈2〉音楽科の授業I 「ふるさと」(6年歌唱) 対話によって磨かれる自己意識
(5)「手立て」を用いることによってはぐくまれる汎用的能力
第4章 同一クラス同じ「用語」で国語科の授業と音楽科の授業を行う
1 「旋律の山・山場」の指導案を比べる
  音楽科「冬げしき」(5年歌唱) 国語科「きつねのおきゃくさま」(5年文学)
2 2つの授業に期待すること
3 実際の授業
〈1〉音楽科の授業「冬げしき」(5年歌唱) 曲の山を感じて歌おう
〈2〉国語科の授業「きつねのおきゃくさま」(5年文学) 作品の山場をとらえて読みを深めよう
4 協議会
  「山場・山」の用語を指導(共通)事項とする授業を通して
5 考察
第5章 国語科と音楽科を比べて見えたこと
おわりに
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