もし「未来」という教科があったなら

学校に「未来」という視点を取り入れてみた

未来科準備室 編
四六判 176ページ 定価(本体1,800円+税)
ISBN978-4-7619-2674-8
高校教師
2020年12月刊
もし「未来」という教科(科目)が時間割にあったならば、学校で、各教室で、学校外でどんなことができるだろうか。「未来」を視点にしながら取り組む、学校内外での新しい学び方を紹介しながら、学校の「未来」を考える。

目次

プロローグ
part1●未来を考えるとはどういうことか―教育の外側で語られている「未来」に目を向ける
1 AIと超長期の歴史把握の視点から考える「未来」/広井良典
・はじめに―AIは新型コロナ禍を、“予言”したのか
・未来構想におけるAIと人間
・超長期の歴史把握と未来
・おわりに―ポスト成長社会の構想と教育
2 未来の希望を創る学び/佐宗邦威
・未来って美味しいの?
・昔の未来と今の未来、考え方の変化
・希望を創る学びのやり方
・「創る教育」を実践する上での教育現場での課題
・想像力と創造性は誰にでも開かれている
3 未来のことを考える/石黒浩
・未来は自分で作るもの
・人間は人間を理解するために生きている
・未来において人間は幸せになれるのか
part2●未来を見据えた学び方―学校内外での様々な試み
1 学校を飛び出した先生が学校を巻き込む―少し先の未来の学校の姿とは/前田健志
・制約や要求が多い学校
・「未来の学校」に必要不可欠なこと
・様々な視点から見てみると
2 すべての生徒の「未来」を考える―地域と若者の橋となる学校/望月未希
・生徒が学校から去っていく……
・新しい教育課程を研究
・生徒の一言から
・未来に向けて学校を活用
3 「未来」の評価のあり方―プロジェクトによる学びを支える「未来の通知表」/市川力
・見えないなりゆきを追い求めるプロジェクトに取り組む未来の学び
・プロジェクトの進め方をフィードバックする6Csという通知表
・面白がる心を駆り立てる3Cs
・ラボとしての未来の高校・ともにラボでつくる仲間としての教師
4 探究活動から考える未来―聖心学園中等教育学校での取り組みから/飯野均
・自分と世界の未来を本気で考える
・探究活動の課題
・「未来」という文脈なしに語れない
5 「未来」の修学旅行を展望する―「未来の修学旅行」の取り組みから/米田謙三
・修学旅行の起源は?
・生徒の探究心を何よりも大切に
・「未来」へとつながる3つのポイント
・生徒の声
6 「未来」の学校行事を展望する―「未来の運動会」の取り組みから/中川隆義
・「未来の運動会」とは?
・「体育を変えることから教育を変えていきたい」
・学校と企業が一緒になって社会課題に取り組むために
7 未来につなげる「合格後」の学び―香蘭女学校での取り組みから/船越日出映
・早々に進路決定した生徒たちへどう指導するか
・学校は「未来」に向けたハブ
8 受験に「未来」は効くのか―2万人のアセスメント集計データを考察する/山口大輔
・“変化の時代”に求められるチカラを客観的に測定
・ジェネリックスキルと大学入試
・ジェネリックスキルとキャリア意識
・決め方から進路とキャリアを考える
・意識決定を通じて、自らを求め、学びつづける人へ
9 生徒たちが創りたい「未来」を実現するために―日本イノベーション教育ネットワーク(協力OECD)の取り組みから/太田環
・私たちのあゆみ
・今の子どもたちを取り巻く課題
・ISNの目指す未来の学びとOECDラーニング・コンパス2030
□コラム1 「安全基地」のような未来の学校/沼田翔二朗
□コラム2 資質・能力を育む「日常のキャリア教育」―桐蔭学園での取り組みから―/一蝶亮
□コラム3 未来とテーラーメイド教育/西成活裕
□コラム4 未来の入試―競争から共創へ―/白水始
part3●未来と学校教育―「未来」という言葉に落ち着いて向き合うために
1 未来を見据えた学校づくりとは/日野田直彦
・「未来」って何?
・古いシステムからの脱却を
・未来の学校とは
・学校改革を進める上で大切にしたいこと
・「自律」と言いながら自律させない
・未来を見ている先生方へ
2 常に「理念」を共有し、「未来」を拓く―主体的に学校を変えていくために/吉野明
・非認知能力の育成でまるごと一人の人間を育てる教育へ
・生徒の心の声を受けとめるために、相手は「まるごと一人」の意識を持とう
・生徒に自己肯定感をもたせ、多様化する社会で活躍するために
・既成概念にとらわれず、やりたいこと・やるべきことができる組織とは
・「私たちはこういう世界をめざします。一緒に変えていきましょう」
3 「未来形の学び」の落とし穴と「未来を創る学び」への視点/石井英真
・「未来形の学び」のイメージ
・パッケージ化された「未来形の学び」という落とし穴
・学びをスマート化することの落とし穴
・より人間的な未来社会への自由を狭めないために
・「未来を創る学び」へ
エピローグ

→ [学事出版トップページへ]