コロナと闘う学校

全国120校が直面した課題と新たな教育環境の可能性

川崎雅和 編著
A5判 176ページ 定価(本体2,000円+税)
ISBN978-4-7619-2687-8
学校事務職員,小・中学校管理職
2021年2月刊
果てしない感染対策、逼迫する予算、急増する就学援助申請、深刻化する子どもたちのメンタルヘルス…。今、学校現場が直面する喫緊の課題を拾い上げ、学校づくり、教育行政、教育臨床心理などさまざまな分野の専門家が解決のヒントを提示する。

目次

はじめに
第1章 私たちは何と闘っているのか
Episode1 明日からどうなるんだろう
Episode2 マスク、検温、消毒…異例の卒業式
Episode3 夜9時過ぎのメール
Episode4 つくづく在宅勤務に向かない職種
Episode5 今年度の予算は最後までもつのだろうか
Episode6 無視された学校現場の要望
Episode7 修学旅行までの紆余曲折
Episode8 そして闘いは続く
第2章 果てしない感染防止の取り組み
マニュアルから学ぶ、経験から学ぶ
密が回避できない、空き教室はあるが教員がいない
無言給食のストレス
消毒に関する誤解と混乱
エアコン使用時の換気というジレンマ
パーティション、フェイスシールドの試行錯誤
これを機にトイレの抜本的改修を
第3章 教育委員会との攻防
強引な休校要請と教育委員会の追従
逼迫する予算のやりくり
補正予算をめぐる混乱
教育委員会の無理解な対応
急増する就学援助の申請
学校は貧困対策のプラットフォーム
京都市の取り組みと学校事務職員の役割
第4章 子どもたちのこころのなかで何が起こっているのか
新型コロナウイルス感染症がもたらすストレス
子どもたちのストレス反応の特徴
「おうち生活」による負荷の増大
心理的距離をはばむ社会的距離
臨時休校による正と負の反応
学校を居心地の良い場にするには
忍び寄るコロナいじめを防ぐために
第5章 オンライン学習の成果と課題
GIGAスクール構想
オンライン学習の課題
オンライン化の実践
未来の公教育研究委員会
学校事務職員の在宅勤務は可能なのか
第6章 働き方の新たなステージへ
疲労困憊する学校職員
事務職員が肩代わりできること
給食は自治体が運営すべき
学校の窓口として地域・保護者との関わりを担う事務職員
学校事務のリモートワークと共同実施
会議はどうする、研究・研修はどうなる
学びのスタイルはどう変化するか
あらためて学校の役割を見直そう
■特別インタビュー 前川喜平氏に聞く
なぜ権限のない首相による一斉休校要請に教育委員会は追従したのか
国が教育現場に関与できる範囲は限定されている
根強い「旧文部省の出先機関」という意識
現状は「分権」ではなく「分義務」
一斉休校が引き起こす問題への想像力の欠如
生存権と学習権を天秤にかけた上での判断だったのか
子どもたち一人ひとりに情報端末の整備を
「個別最適化」と「対話」につながるオンライン授業
選択的不登校と学習権の保障
巻末付録「COVID-19に関する学校事務職員 緊急アンケート」全回答
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