月刊プリンシパル 2006年1月増刊
人生力をつける 77人の珠玉の言葉

笠間達男 著
A5判 176ページ 定価(本体952円+税)
雑誌03684-1臨 小・中・高校長

著者が、教育新聞社刊行の『週間教育資料』に8年間連載した「名言に学ぶ」から、選りすぐった77人の言葉を集録。著名人の生き方、哲学が端的に表れた言葉をとりあげ、わかりやすく解説した。たくさんの人に人生の支えや生きる希望を与えます。

はしがき

第1章 社会を導く

 吉田 茂(1)負けっぷりは立派にしよう
幣原喜重郎(2)唯一の解決策は戦争をなくすることだと思います
 南原きく(3)天には「見る目、聴く耳」といふのがある
 谷川徹三(4)国民全体の福祉のために天皇制がもし障碍になるような事が
        あれば、天皇制は廃せられねばならぬ
後藤田正晴(5)ワシが五十年間生き残ったのは、再び日本を軍国主義に
        しないためじゃ
 山本夏彦(6)祖国とは、国語だ
 山本有三(7)日本語の問題は日本人でするから、(占領軍は)口を出さ
        ないでくれ
 白鳥邦夫(8)自分たちの言葉をもちたい、造りたい
 串田孫一(9)呼び合うものへの/愛や憎しみをこえて/ひたすら/
        鳴き続けている
 大森亮雅(10)日本人にはこの世しか頭にない
 中内 功(11)いくらで売ろうと勝手
 田山一郎(12)人はけっきょく自分の体験でしか物はいえない
 小倉昌男(13)国民のためにならない役人はいらない
 土光敏夫(14)失敗のいいわけより、原因の探求が先決だ
司馬遼太郎(15)日本人にとっては、たった三十六年間ですが、韓国人にとっては三千年くらいにあたるでしょう

第2章 自分らしく生きる

   岸 信介(1)退屈は心貧しき証左なり
 古今亭志ん朝(2)落語は消えていくもの
  山田風太郎(3)やりたくないことはやらない
   吉田俊男(4)ほかでやれないことをやれ
   小尾雄(5)生まれたら長生きせよ
  田中小実昌(6)行先がわかっているのはつまらない
   白石義明(7)ひとがせんことをせなアカン
   岡田嘉子(8)日本人は日本で死ぬのがいちばんよね
いわさきちひろ(9)あの(若い)ころよりはましになっていると思います
  吉行淳之介(10)辛抱してやっとるか
   青山二郎(11)暇に励め
   井伏鱒二(12)お先にどうぞ
   齋藤十一(13)人間の関心は女と金と権力がすべて
   舟越保武(14)貧乏していたから、仕事が沢山出来たように思います
   湯浅年子(15)女性が権利のみを要求することには同感しがたい
   双葉山定次(16)イマダ モッケイ(木鶏)タリエズ

第3章 誠実に暮らす

 青山 士(1)生まれてくる前よりいい世の中にしたい
 北条民雄(2)同情ほど愛情から遠いものはありませんからね
 檀 一雄(3)親は有っても子は育つだよ
野口三千三(4)分からないことは、そのまま大事にすること
 田河水泡(5)損ができることを、感謝しなければならない
 堀田善衛(6)仕事に密着した本ばかり読むことは精神の衛生によくない
長谷川 保(7)不平を言う人はいつも不平を言うものだ
 仁科芳雄(8)自分は途中で責任を回避しはしない
 豊田佐吉(9)一身の他に身方なし
西沢タカジ(10)おまえの顔はどんな顔でも/俺たちの胸にしみついている/
        どんな顔でもおもいだすことができる
 田辺茂一(11)人間囃されたら踊れ
芥川龍之介(12)ほんとうに人間らしい正直な人間です。それが一番強いのです
 吉野秀雄(13)いささかその恩に報いることができた
 笠 智衆(14)奥さんに逆らったときはみな間違ってた
 江藤 淳(15)彼女あっての僕なんだよ
波多野勤子(16)結婚しても仕事を続けたいわ

弟4章 たゆまず育てる

 津八一(1)日々新面目あるべし
佐々木 邦(2)私学が官学に取って代わらない限り、日本の民主化は覚束ない
 森 杉多(3)あなたが勉強する姿を生徒に見せることが最高の教育です
 望月亮吉(4)これでぼくは生徒を救うことができた
 藤沢周平(5)いたずらが許される齢は過ぎている
 大村はま(6)我慢するのも月給の内
 井上成美(7)私も教育者だった
朝永振一郎(8)学校教育であまり無理強いすることは、大事な知的好奇心を減退させるのではないか
 幸田 文(9)躾とは親と子の真剣勝負のようなもの
 芹沢介(10)自分というものなどは、品物のかげにかくれてしまうような
        仕事をしたい
 浜田庄司(11)十五秒プラス六十年
小津安二郎(12)僕は「豆腐屋」だから豆腐しかつくらない
芥川也寸志(13)音楽や歌がなかったら人間は生きていかれないんだよ
 齋藤秀雄(14)型に入れ、そして、型から出よ
 秋野不矩(15)一人って事は大切だと思いました

第5章 生死(しょうじ)を極める

 清水公照(1)今が最高、ああでもない−こうでもない−と来たんやもん
 澤木興道(2)信仰はラジオである。スイッチを入れねば鳴らぬ
古山高麗雄(3)自分の考える正義を他人に押しつけることは慎みましょう
 木下恵介(4)ぼくが生きてたことが良かったと思ってくれる人間が欲し い
 中野孝次(5)生きるためにそれは必要か
上田三四二(6)何をしていたのだ、お前は
 水上 勉(7)一日だけ生きればいい
神谷美恵子(8)私はもう死んでもいいと思った
 結城昌治(9)あと一年だと思えば、その間の人生を目いっぱい生きること
        ができる
 三浦綾子(10)わたしには死ぬという仕事が残っている
 山口 瞳(11)私は病院の悪口は言わない
 大岡昇平(12)生きて帰るつもりであるが、死ぬかもわからない
 渋澤龍彦(13)先生が青くなったんじゃ困りますよ
 松田優作(14)やっと出会えた仕事なんだ
 植村直巳(15)冒険家の資質として臆病であることが重要