実践!校長マネジメント
人を育てる、学校を変える

森 均 著
A5判 160ページ 定価(本体1,800円+税)
978-4-7619-1790-6 高校管理職

管理職受難の時代、校長は現場で悩み葛藤している。日々の業務をこなしつつ、どう後進を育てるか。大阪府立学校の現職校長が日々の校長業務を詳細に綴った一冊。

はじめに
第1章 先輩校長の教訓を生かす
 1 ヒアリングの実施
新任校長として赴任/教職員にヒアリングを実施し、校長としての方針を示す/校長の方針をPTA会長に伝える
 2 大切な校長の挨拶
伝えたいことを明確にする/話した内容は公表する/過去の経験から/失敗しないために
 3 スケジュール管理と文書管理
大切なスケジュール管理/単年度毎にスケジュールファイルを作成/文書管理の方法
 4 学校事務職員との連携
校長印を押せば校長の責任/将来のリーダーを鍛える/事務職員の信頼を得る/助けてくれる事務職員
第2章 発想を活かして学校を変えていく
 1 情報発信が学校を変える1
教員向け「校長だより」を発行/「校長かわら版」を発行/保護者向け「校長室だより」、地域向け「学校だより」に発展
 2 情報発信が学校を変える2
地域向け「学校だより」の発行まで/「学校だより」は回覧板に/次の赴任学校でも大きな効果/3校目にして実現できたこと
 3 査察を活かして学校を変えていく
検査と査察/定期査察の経験/定期査察当日/査察を利用して学校を変革
 4 組織改編と決裁の迅速化
学校組織の不思議1―委員会という名の重要組織/学校組織の不思議2―困れば校長に/統合を契機に組織を改編1―統合時の組織/統合を契機に組織を改編2―統合1年目の工夫/統合を契機に組織を改編3―2年目からの組織/決済の迅速化
 5 首席と学年主任を活用し特別支援教育の導入を図る
1年生のあるクラスが大変だ!/コアチームの発足/首席と学年主任を活用して/本当の取り組みはこれから
第3章 データも会話も大事にする
 1 数値やデータは人を動かす
人を動かす力/校長になって示したデータ/形だけになっている年度末反省/数値目標を教員に考えさせて
 2 学校マニフェストがもたらす校長評価
「学校マニフェスト」の公表1―大阪府の状況/「学校マニフェスト」の公表2―教員の実践/教職員評価と保護者評価1―教職員の校長評価について/教職員評価と保護者評価2―学校教育自己診断における教職員評価と保護者評価の比較/校長としての自己評価
 3 生徒との会話から
朝、通用門に立つ/「先生、若いね」/生徒は教員のことをストレートに話す/生徒と話すときはくどくど話さない
第4章 人を育て自らも育つ
 1 後継者を育成する―OJTを通じて
自己診断で育てる/中退者アンケートで育てる/他校の教頭も育てる
 2 生徒による授業評価に取り組む先生を育てる
生徒の授業アンケートをきっかけに/人事ヒアリングの後/結果を分析し、実践論文に
 3 新任教頭とともに育つ
新任教頭が赴任/新任教頭のせいにしない/さまざまな指導/将来の校長モデル
 4 主体性のある教頭に育てる
経験の豊かな教頭に/共通する指導内容/教頭に迫る
第5章 リスクを回避する
 1 人事は丁寧に慎重に
戸惑う職種の多さ/良き相談者として/個人ファイルの作成/希望的観測を許さない/教職員を活かすために
 2 死力を尽くすリスクマネジメント
新採教員が採用取り消し!/生徒が3階から飛び降り!!/すぐに保護者の後を追え!/警備員が凶器を持ってます!/リスクはどこにでもある
 3 修学旅行のリスクマネジメント
修学旅行の実施時期を変えさせる/海外修学旅行で先生をホテルに忘れる/北海道修学旅行で生徒を高速道路のPAに忘れる/校長はナビゲーター
 4 管理職は新たな学習の始まり
教頭で特別支援免許取得/専門性を追求する姿に触発/管理職の専門性向上を/研究者の視点を持つ/「現職として学ぶこと」の意義
おわりに