どの子も必ず体育が好きになる指導の秘訣

大前暁政 著
A5判 160ページ 定価(本体1,800円+税)
ISBN978-4-7619-1861-3
小学校教師
水泳が苦手な子が25m泳げた! できる子もできない子も満足する体育の授業。ちょっとした工夫で「どの子も体育好きにする」指導アイデアが満載。特別支援教育に対応した授業、授業力を上げるコツも収録。

目次

まえがき
序1 どの子も体育が好きになる授業づくり・三つの条件
1 体育授業をする上で意識していた三つのこと
2 何らかの運動ができるようになる授業
3 楽しい授業
4 仲間との心温まる交流がある授業
序2 体育授業における「指導の基本」とは何か
1 「運動」と「話し合い」の場面があればそれでいいのか
2 指導の基本とは何なのか
3 バトンパスの習熟をねらった授業
1章 どの子も必ず体育が好きになる指導アイデア
 [1]子どもが自然とやる気になる場を設定する
1 「上達がわかる。どんどん難しくなる」走り幅跳び
2 「走り幅跳び」の導入でどんな場を用意したか
 [2]25mを誰でも泳がせることができる練習システム
1 上達のポイントはなにか
2 上達のためのメニュー
3 練習メニューの効果と留意点
 [3]試合をだんだん進化させていくフラッグフットボール
1 難易度の低いゲームからスタートする
2 パスだけで攻撃する「パスゲーム」
3 走っての攻撃も可能にしたフラッグフットボール
 [4]スモールステップでハードルが楽しくなる
1 ハードル走の導入で恐怖心をなくす工夫
2 大きなハードルの指導は、一つ教えて評価することで技能を伸ばしていく
3 運動が苦手な子にも達成感を味わわせる
 [5]できる子もできない子も満足するサッカーの授業
1 どの子も満足する授業を目指して
2 3人対3人で行うミニサッカー
3 どの子も満足した理由を分析する
4 さらに発展させるためには
 [6]熱中する!運動会「表現の指導」
1 表現の指導の原則「最初に話をすること」
2 動きを教える上での大原則
3 一人ひとり評定していくことで動きが上手になる
 [7]どの子も活躍するバスケットボールの指導
1 楽しいバスケットボールにするための前提条件
2 ボールをカットできないようにするルール
3 どの子にも運動量を確保できる工夫(1)〜ルールを工夫する〜
4 どの子にも運動量を確保できる工夫(2)〜試合のシステムを工夫する〜
5 どの子にも運動量を確保できる工夫(3)〜習熟度別のリーグ戦を行う〜
 [8]どの子もボールを打つのが得意になるワンバウンドソフトバレー
1 「ボールを打つのに慣れる」ことを目的とした初歩のバレー
2 ワンバウンドまでOKの試合形式
3 ワンバウンドなしの試合形式
4 特殊ルールの採用
 [9]試合を楽しむための工夫〜ベースボール型ゲーム「キックベース」〜
1 試合に必要な基礎技能に習熟する時間をとる
2 学級全員の試合でルールを理解させる
3 ルールが理解できたら試合を行う
4 よい作戦を共有させる
5 仲間との交流を大切にする
2章 体育指導を学級経営に生かす
 [1]なぜ体育指導が学級経営に生かせるのか
1 「努力すればできるようになる事実」を示すことができる
2 夢に向かって挑戦する場を用意することができる
3 子ども同士のふれあいを育てることができる
4 体育指導で規律を教えることができる
 [2]成功体験があきらめない姿勢を育てて行く
1 まず跳び箱の感覚づくりのための運動から
2 「止まってよい」、「跳ばなくてよい」跳び箱運動
3 少しずつレベルを上げて練習させる
4 残った「跳べない子」を個別指導する
 [3]子どもの成長を導いた陸上大会への参加
1 夢に向かって挑戦する場を用意する
2 陸上大会への取り組み
3 大会直前のハプニング
4 頑張ったことを褒めたたえる
5 努力の継続が光栄を生み出す
 [4]授業開きは、ふれあいを大切にする
1 体ほぐしで授業開きを行う
2 授業の実際
3 授業の最後に体ほぐしをした意味を語る
 [5]体育授業の規律は、学級の規律に直結する
1 授業開始に待たないのが原則
2 「ほめる」+「趣旨説明」でマナーを守らせる
3 良し悪しを教師が判定することでルールを守らせる
4 集団としての意識をもたせることでルールを守らせる
5 体育の授業システムを教える
3章 特別支援教育に対応した体育授業
 [1]特別支援教育に対応した体育授業の原則
1 一人ひとりに対応するとは
2 運動会に絶対に参加しない子
3 授業拒否への対応
4 組体操につながる運動を取り入れる
5 倒立の指導を行う
6 サボテンの指導
7 運動会当日のドラマ
8 体育主任としてできること
 [2]水泳が極度に苦手な子を指導する
1 「絶対に泳げないだろう」とお墨付きをもらった子
2 水泳が始まったときに気をつけたこと
3 個別指導(1)〜顔を水につけることができるようにする〜
4 個別指導(2)〜頭を深く沈めると体は浮く体感をさせる〜
5 個別指導(3)〜伏し浮きを教える〜
6 個別指導(4)〜連続の息つぎを教える〜
7 個別指導(5)〜平泳ぎのキックを教えるが…〜
8 ついにその日がくる
 [3]人前で踊るのが苦手なADHDの子への指導
1 人前で踊るのに抵抗のある子
2 ソーラン節への見通しをもたせる
3 見通しをもたせた後のクラス練習
4 全体練習でたっぷりとほめちぎる
 [4]サボテンがどうしてもできない子への指導
1 不器用で運動が苦手な子への指導
2 サボテンができない子への指導
 [5]失敗してもほめられる
1 失敗を受け容れられない子
2 高跳び指導の実際
4章 体育の授業力を上げる
 [1]若手教師のための授業力養成法
1 授業実践力養成の筋道
2 追試から発展の段階への実践記録
3 実践記録をとることの意味
4 実践力向上のための行動指針
 [2]日々の授業を充実させる方策
1 日常会話で授業を語ろう
2 互いの授業を見あう
3 学年合同の授業を行う
4 研究授業を行う
5 日々の会話が授業を変える
 [3]いろいろな研究の場に参加する
1 体力づくり全体計画
2 問題提起は何か
3 1学期に取り入れた運動
4 選択制を取り入れる上で満たしておきたい条件
5 活用を考えておく
6 運動嫌いを生まない工夫
7 伸びがわかるように記録していく
 [4]臨機応変に対応する力を鍛えよう
1 臨機応変の対応は難しい
2 臨機応変の力を身につけるために
 [5]あと一歩の詰めで全員をできるようにする
1 あと一歩の詰めで全員をできるようにしていく
2 組体操「倒立」100%達成のためにしたこと