入門 いじめ対策

小・中・高のいじめ事例から自殺予防まで

相馬誠一・佐藤節子・懸川武史 編著
A5判 144ページ 定価(本体1,800円+税)
ISBN978-4-7619-1898-9
教師全般
いじめ問題は何よりも、「出さないこと」「つくらないこと」が肝要です。そのための予防、起こってしまってからの対策を解説。小中高の事例から、いまのいじめ問題が見えてくる。現職教員、教師を目指す人必読の本。

目次

  1. はじめに
  2. I章 いじめの現状と課題
  3. 1 いじめの現状
    1. (1)いじめの定義
    2. (2)いじめの現状
    3.    〈1〉いじめの認知件数・認知学校数
    4.    〈2〉学年別・男女別のいじめの認知件数
    5.    〈3〉いじめ発見のきっかけ
    6.    〈4〉いじめの態様
    7.    〈5〉いじめの解消状況
    8.    〈6〉いじめ問題に対する日常の取組
  4. 2 いじめの課題
    1. (1)けんかといじめ
    2. (2)いじめに気づかぬ教師たち
    3. (3)いじめの「加害者」「被害者」としての教師
    4.    〈1〉いじめの「加害者」としての教師
    5.    〈2〉いじめの被害者としての教師
    6. (4)いじめ問題の対応
  5. 3 いじめと自殺
    1. (1)死にたいと訴える秋子さん
    2. (2)子どもの自殺の現状
    3. (3)子どもの「心の健康」
    4. (4)いじめや自殺問題の対応
  6. II章 いじめの緊急対応
  7. 1 いじめが起きたらどうするか
    1. (1)情報の収集
    2. (2)緊急対応
    3.    〈1〉いじめられた子に対して
    4.    〈2〉いじめた子に対して
    5.    〈3〉周りの子どもや全校生徒に対して
    6. (3)いじめ克服の体制づくり
    7.    〈1〉教職員の研修
    8.    〈2〉いじめの構造を理解する
    9.    〈3〉いじめに対する組織的対応
  8. 2 教師としての対応
    1. (1)長期化・複雑化を防ぐ適切な初期対応
    2. (2)相談者の意向に添わない対応の具体例
    3. (3)教師が行う適切な初期対応
  9. 3 関係機関との連携
    1. (1)連携の基本的な考え方
    2. (2)スクールカウンセラーとの連携
    3. (3)スクールソーシャルワーカーとの連携
    4. (4)その他の専門機関との連携
  10. III章 いじめの予防
  11. 1 いじめを予防する基礎基本
    1. (1)いじめ体験が子どもたちにもたらすもの
    2. (2)いじめのメカニズムを知る
    3. (3)授業や学校全体にケア機能を
  12. 2 学校組織として予防を
    1. (1)いじめ防止を重点目標に位置づける
    2. (2)教師の言動が大きな影響を与えることを知る
    3. (3)教師と子供たちの信頼関係
    4. (4)職員のアンテナの感度を上げる
    5. (5)職員の情報交換のシステム化
    6. (6)定期的なアンケートの実施
    7. (7)予防のための研修会の実施
    8.    〈1〉教職員の校内研修会
    9.    〈2〉保護者への啓発
    10.    〈3〉子どもたちへのプログラム
  13. 3 いじめを予防する学級経営
    1. (1)いじめについて話せるようにするには
    2. (2)傍観者・観衆の役割を減らす
    3. (3)いじめの原因を理解し予防する
    4. (4)いじめを予防する学級経営のポイント
    5. (5)いじめを予防する1(実態把握)
    6. (6)いじめを予防する2(実態に基づいた援助・指導)
    7. (7)いじめを予防する3「C&S質問紙」
    8. (8)いじめを予防する4「C&S質問紙の活用」
    9. (9)教師が行動することから
  14. 4 よい人間関係がいじめを防ぐ
    1. (1)授業の中の人間関係づくり
    2. (2)学校全体で取り組む―ピア・サポートプログラム
    3. (3)人間関係づくりのための様々な手法から
    4. (4)構成的グループエンカウンターでさらに絆を深める
    5. (5)適切な自己主張力を高める―アサーション・トレーニング
  15. 5 ピア・サポート活動によるいじめの予防
    1. (1)ピア・サポート活動
    2. (2)相互成長できるピア・サポートマネジメント
    3. (3)年間スケジュールによる対応(4月:学校にピア・サポート活動を導入する)
    4. (4)年間スケジュールによる対応(5月から3月:ピア・サポート活動を展開する)
    5. (5)学校マネジメント
    6. (6)教育活動へのニーズ
  16. IV章 小学校でのいじめ事例
    1. 事例1 嫌だと言うことのできないサトシ
    2. 事例2 いじめることでしか自分を確かめることのできないアキラ
    3. 事例3 寂しさを紛らわせるために結束したミキ・アイ・ヒメノ
    4. コラム 豊かな時代の共有
  17. V章 中学校でのいじめ事例
    1. 事例1 学校と相談機関が連携を図りながら支援
    2. 事例2 情報連携と信頼関係づくりが重要
    3. 事例3 ケータイによるインターネットを介した誹謗中傷
    4. コラム 学ぶことでいじめの根絶を
  18. VI章 高等学校でのいじめ事例
    1. 事例1 担任のサポートが受けられず、クラス替えによって解決
    2. 事例2 中学校からのいじめが高校まで続行
    3. 事例3 ネット掲示板の誹謗中傷がいじめに発展