いじめは絶対ゆるさない

現場での対応から予防まで

千葉孝司 著
A5判 144ページ 定価(本体1,400円+税)
ISBN978-4-7619-1945-0
教師全般
いじめ解決の主体は学校・教師です。「いじめは加害者が100%悪い」ということを発信し、解決に向かうための対応と予防法を提案。いじめ解決に奮闘する教師の一助となる一冊。いじめ予防に役立つ授業案とアンケート付。

目次

はじめに
○よみがえる「葬式ごっこ」の悪夢
○これまでのいじめ対応を考える
第1章 いじめ対応を考える
1 「被害者にも問題がある」と言わせない教師集団づくりを
いじめを許さない教師の姿勢がスタート
小さなことにも敏感な生徒指導体制を
孤立している子供だけでなく、集団の中にも被害者はいる
当事者同士の話し合いの危険性
加害者指導の前提
いじめの解消と解決
信頼に基づいた傍観者指導
「いじめは絶対許さない」という教師の姿勢が問われている
2 信頼を失う行為 〜いじめ対応の現場で〜
信用から信頼へ
信頼を失う教師の態度
 【いじめと認めない場合】
  (1)いじめられる側にも原因があると、被害者を指導する教師
  (2)いじめをトラブルととらえ、両者に話し合いをさせる教師
 【加害者を指導しない場合】
  (1)証拠がないから、どうしようもないとあきらめる教師
  (2)加害者側に立つ教師
  (3)全体指導で済ませる教師
  (4)中立を盾にする教師
客観的事実と心理的事実
保護者との信頼関係
信頼関係を生むために
3 いじめにあった生徒、いじめた生徒から話を聞く
話を聴くために
  (1)信頼関係を構築していること
  (2)加害者からの報復を防ぐ手立てを講じること
いじめ解消のために聞く〜いじめにあった生徒から〜
  (1)心のケア(担任からの謝罪 不安の軽減)
  (2)事実の確認
  (3)手立ての提示
いじめ解消のために聞く〜いじめた生徒から〜
  (1)自己防衛をやわらげる
  (2)事実の確認
  (3)気づかなかったことに気づかせる
いじめ解決のために聴く〜いじめにあった生徒から〜
いじめ解決のために聴く〜いじめた生徒から〜
4 いじめはどうして悪いのか 〜加害者への指導〜
間違った思い込み
加害者が自分を守る五つの考え
  (1)自分のせいじゃない
  (2)みんなで遊んでいるだけ
  (3)あいつが悪い
  (4)先生だって嫌なことをする
  (5)仲間は裏切れない
共感を柱とした対応
いじめているときの「気持ち」に焦点を
いじめという行為がもたらす相手の気持ちに焦点を
いじめる側の心理
自尊心を高め、やった行為は返ってくると教えよう
5 「いじめ」という言葉を使わない「いじめ指導」
いじめが遊びか
いじめは犯罪
いじめはモラルハラスメント
いじめという言葉を使わないアンケート
いじめ防止に必要なこと
第2章 いじめ予防
1 いじめ防止システム「あつとほおむ」
いじめに先手を打つ
加害者向け あつとほおむ
被害者向け あつとほおむ
傍観者向け あつとほおむ
折にふれ振り返る
2 いじめを許さない4つの力
いじめを防止する力を育む
  (1)共感する力を育む―朗読劇を用いた授業
  (2)理解する力を育む―二つの視点で考える授業
  (3)振り返る力を育む―自分をほめる授業
  (4)行動する力を育む―誰かのためにできることを考える授業
3 日々の語りでいじめを許さない風土をつくる
心を豊かにしよう
自分の行動を振り返ろう
うそをつかないようにしよう
集団を高めよう
温かい言葉を口にしよう
人に優しく接しよう
ものを大切にあつかおう
やるべきことに全力で取り組もう
一人の人がいたら仲間に誘おう
一生懸命働こう
困っている人を助けよう
自分の仕事は責任をもってやろう
自分を磨こう
心おだやかに過ごそう
人に振り回されないようにしよう
人のせいにしないようにしよう
欲張りはやめよう
腹が立ったら深呼吸してみよう
返事をしよう
素直に受け止めよう
挑戦する勇気を持とう
広い心を持とう
おわりに
資料
いじめ予防アンケート
劇「KYだから」
授業案「Aの気持ち、Bのつもり」
授業案「ほめ言葉ショップ」
授業案「ねがいごと」