入門 臨床教育学

課題を抱える子ども・親・教師への支援

佐々木正昭 編著
A5判 180ページ 定価(本体1,800円+税)
ISBN978-4-7619-1963-4
教師全般
多くの問題を抱えている子ども、親、教師の支援を目的とした「臨床教育学」について分かりやすく解説するとともに、研究と実践例を紹介。現職の先生方や教職を学んでいる学生必携。

目次

はじめに
第1章 臨床教育学のススメ
臨床教育学はどのような学問か
現代教育の課題―とくに生徒指導上の問題の行動や状態への対応―
第2章 教師が行う教育相談
     ―いじめ、不登校傾向生徒への支援―
学校教育における教育相談
教育相談のあり方―事例を通して―
第3章 専門機関が行う不登校児童生徒への支援
     ―適応指導教室における「心の居場所づくり」と集団活動―
不登校への取り組み
適応指導教室「ふれあい教室」の開設から移転まで
「京都市教育相談総合センター」の開設と京都市の不登校対策
「心の居場所」をつくるということ
第4章 発達障害の子どもへの支援
発達に課題を抱えた子どもたち
発達障害とは
特別な支援を要する児童生徒の実態
発達障害の理解
支援の実際
大切にしたい基本姿勢
第5章 教師の燃え尽きを防ぐ特別支援教育体制
     ―通常学級における特別支援教育と学級経営―
変化を求められる教師
教師のメンタルヘルスの危機
特別支援教育とその対象
通常学級における障害児の担任状況
学級経営における困難
個と集団への支援
小学校教師の特別支援教育に対する意識
学級担任を支える特別支援教育体制
教師の特別支援教育に対する意識に影響を与える要因
教師同士も良好な関係を
第6章 親子関係の支援
     ―日常性を活用した教育相談―
親が抱える悩み
課題のある親子の事例
教育に携わる者の役割
第7章 「問題」生徒への支援
     ―中学生の「感じ方のズレ」と「命のすごさ」の実感体験を通じて―
中学生が見ているもの
教師と生徒の意識の「ズレ」
共有できる価値を創り出す実践
第8章 中学校におけるいじめ指導
繰り返されるいじめ事件
いじめ問題の基本的視点
本校のいじめ問題に対する取り組み
いじめに関する具体的事例
新しいかたちのいじめ問題
第9章 学校における「非行少年」の指導
     ―学校サブカルチャーを通して―
「成長の基盤」としての学校
学校の表文化とサブカルチャー
学校サブカルチャーにおける価値の逆転
学歴アノミー化と学校継続援助の必要性
第10章 モンゴル放牧文化における体罰(お仕置き)
日本人が忘れた教育観
放牧文化におけるしつけ観と子ども観
現在の家庭と学校における「体罰」の実態
「育てること」と「育つこと」のバランス
第11章 担任教師を亡くした子どもたちへの支援
     ―小学3年生の「喪の仕事」―
はじめに
子どもたちの不安感と喪失感
「喪の仕事」とは
「喪の仕事」の実際
「喪の仕事」を考える
人と関わり合いながら「喪の仕事」をした意義
子どもの「喪の仕事」
おわりに