教師力を向上させる50のメッセージ

関根廣志 著
A5判 168ページ 定価(本体1,800円+税)
ISBN978-4-7619-1968-9
小・中・高校教師
著者自身の教師経験や、指導主事・管理職としての指導経験から導き出した、教師力向上のための50のポイントを、簡明なメッセージとわかりやすい解説で伝授。校内研修用のテキストとしても役立つ一冊。

目次

  1. 序にかえて 教師の成長を促す言葉―研修とのかかわりの視点から
  2. I 教師の大切な心がまえ5つのメッセージ
    1. 1 子どもは褒められるために学校に来ている
    2. 2 「目立たない子」ではなく、目立たせてもらえていないのだ
    3. 3 「授業は『ステージ』ではなく『けいこ場』である」、「教室は間違うところだ」
    4. 4 授業のねらいは「学力づくり」と「人間関係づくり」の同時達成である
    5. 5 「学習意欲」は子どもにはじめからあるものではなく、教師が育てるもの
  3. II 集団づくり・学級経営の力をつける10のメッセージ
    1. 6 集団と個を同時に育てるには「自分から」、「友だちのために」、「支え合い・期待し合う」が育成のポイント
    2. 7 「いじめを許さない学級」ではなく、「みんなが仲のよい学級」をつくることが学級づくり
    3. 8 心を込めて「聞くこと」で、「話し合い」のみならず授業や学級が変わっていく
    4. 9 学級づくりは「初めが肝心」、その通りではあるが……
    5. 10 学級のリーダーに必要な力は「仕切る力」より「助ける力」
    6. 11 「一人一役」は活動への全員の主体的参加とともに、支援とチームプレーを学ぶもの
    7. 12 「適材適所」は教育にはなじまない、それは子どもの成長の芽を摘む
    8. 13 教師が一人一人の子どもと「信頼の人間関係」を結ぼうと努力するプロセスは、「教育の過程」そのものである
    9. 14 授業こそ子どもとの人間関係づくりの、最大のチャンス
    10. 15 学校では「遊びの人間関係」から「学びの人間関係」へ
  4. III 生徒理解の力をつける10のメッセージ
    1. 16 「あの子さえいなければ」は、教師が“心の中で思うこと”も許されない
    2. 17 教師には、「子どものサイン」を読み、「背景を読み解く力」が必要である
    3. 18 時には教師が及びもつかない「友だちの力」
    4. 19 子どもの「本音」や子ども社会の「暗黙のルール」をわかった上でなければ、指導は心に響かない
    5. 20 子どもが伸びるには、自分でとる“小さなガッツポーズ”の積み重ねこそが大切
    6. 21 自尊感情は、自分に対してと同じくらい「友だちや自分の集団を誇りに思う気持ち」が育った時に本物と言える
    7. 22 「思いやりの心」を育てるには、“心を痛める心情”と相手からの“感謝の言葉”は欠かせない
    8. 23 言葉は子どもの知性を育てるとともに、子どもの情緒や心も美しい言葉でつくられていく
    9. 24 子どもは「自分に関心をもち、期待をかけてくれる人」が多ければ多いほどよく育つ
    10. 25 「競争心」は本能的にもっている、「協同」は教育でないとなかなか育たない
  5. IV 生徒指導の力をつける15のメッセージ
    1. 26 人間関係のよい集団でしか、「心の教育」や「生徒指導」は成立しない
    2. 27 教師はいつでも「今困っている子どもの、一番の味方」
    3. 28 どんなことでもいい、“今日は学校へ来てよかった”という実感をすべての子どもに
    4. 29 教師に言われたからやるのではない、“そうしている自分が誇らしい”からやる
    5. 30 教師の「お手本」や「感化」は、子どもを育てる方法の原点
    6. 31 指導は“教師の良心”をかけて、あくまでも「君のために」を貫く
    7. 32 教師は、子どもが答えを出すまで、“我慢比べ”をするつもりで子どもと向き合い、その「心の声」に耳を傾ける
    8. 33 教師の「笑顔」と「温かく待つ心」が子どもを安心させ、伸び伸びと育てる
    9. 34 叱ることは指導ではなく、単なる指導の始まりであり、「叱った者の責任」も自覚したい
    10. 35 子どもは「チャレンジ」しながら伸びていく、しかし発奮のためだとしても「恥をかかせること」は絶対に認められない
    11. 36 あいさつはとても大切、特に「学級の誰とでも明るく交わし合うこと」こそ
    12. 37 どんな教師も、子どもへの「声がけ」を続けていってほしい
    13. 38 「他人の悪口を言わないこと」は、“生きるためのルール”にしたい
    14. 39 子どもへの責任ある教育には、指導結果の「見届け」が欠かせない
    15. 40 指導がうまくいかない時に、「子どもが悪い」と開き直るか「自分の努力がまだ足りない」と思うかで教師の“魂”がわかる
  6. V 学習指導の力をつける10のメッセージ
    1. 41 「確かな学力」のためには、子どもに「何を覚えさせるか」ではなく「何を考えさせるか」を中核に授業を構想する
    2. 42 授業では、「知的満足」と「情緒的満足」の両方が子どもには必要
    3. 43 「学び合い」は、“集団で学ぶことの良さを引き出す学習”である
    4. 44 良質な「問い」は子どもの「思考」と「表現」を促す“授業の生命線”である
    5. 45 「基礎基本の習得」にこそ、励まし合いながらすすめる「学び合い」の活用と「判断・根拠」の重視を
    6. 46 学習のルールやスキルは必要、しかしそれは子どもが学習の主人公となって友だちと協同しながら学習をするためのもの
    7. 47 学級全体の学力向上の鍵は、学習集団の「風土」にある
    8. 48 教師の「わかる人」、「できる人」の問いかけが子どもの授業での居場所をどんどんなくしていく
    9. 49 授業の一番の評価者は、子どもである
    10. 50 学力評価は一人一人に即して肯定的に行い、その誤答は「授業改善の宝庫」である
  7. おわりに