授業研究27の原理・原則

授業力向上のための実践的思考

小林宏己 著
A5判 144ページ 定価(本体1,600円+税)
ISBN978-4-7619-2023-4
小・中学校管理職
教師の仕事の中心であり、校内研修の重要テーマでもある授業研究について、押さえておくべき基本的考え方と具体的内容・方法のヒントを伝授する。

目次

    はじめに
    I 教師の成長と授業研究
    1 すぐれた授業、教師のすがた
    ・すぐれたモデルとしての授業
    ・教育における技術とは
    ・担任力の育成・向上を図る
    2 学級担任と教科担任、それぞれのよさを確かなものに
    ・子どもの発達への対応
    ・学級担任の光と影
    ・教科担任の可能性と限界
    ・公開と協働の原則
    3 教師の個性から実践スタイルの確立へ
    ・教師としての最小必要な資質・能力
    ・多様な実践スタイルの保障
    ・教師の「感度」と「器量」
    4 教師の都合で子どもとのずれを生まない
    ・ずれの認識
    ・パターン化した評価
    ・隠された教師の都合
    ・教師の備え
    5 教職の複雑さと専門性
    ・教師、医師、法曹をめぐる評価
    ・教職専門性の複雑さ
    ・教師の仕事の特質
    6 教師の成長とライフステージを描く
    ・教師としてのライフステージ
    ・教師として生きる視野と見通し
    II 指導と支援をつなぐ教師の力量・器量
    7 指導と支援をつなぐ教師のリーダーシップ
    ・誤解と振り子の揺り戻し
    ・指導のなかの支援的側面と教授的側面
    ・パフォーマンスとメンテナンス
    8 「学力」を正しくとらえる
    ・学力の「力」をどう考えるか
    ・「学力」問題への関心
    ・三つの「学力」
    ・基礎・基本をどう考えるか
    9 あるべき目標となりたい目標の間に立つ
    ・教える内容と学ぶ主体
    ・到達・達成的な目標
    ・構築・自己実現的な目標
    10 教師の目標・評価観を柔軟にする
    ・子どもの問題が発展する授業としない授業
    ・手段的目標から自己実現的目標への転換
    ・「成績目標」と「学習目標」
    11 教科書の正しい活用法
    ・教科書を教えてしまうこと
    ・教師こそ教科書から学ぶ
    ・典型事例としての教科書
    ・学び方の質を学ぶ
    ・教科書に学びたい四つの観点
    12 ゲストティーチャーはもう一人の教師
    ・地域連携の象徴
    ・人間味のある学びと現実味がます学び
    ・ゲストティーチャーの知見と見識
    ・学びを構成する五つのポイント
    III 教師自らカリキュラムを創る
    13 教育課程からカリキュラムへ
    ・計画と実践の間にあるずれ
    ・カリキュラム・マネジメントという発想
    ・4相のカリキュラムと評価のポイント
    14 単元を構想し、指導計画を立案する
    ・教育課程の創意・工夫
    ・単元とは何か
    ・単元を構想する
    ・学習指導計画が立案される
    15 教科と総合をともに活かす
    ・総合的な学習の時間の創設
    ・教科と総合的な学習の相互補完
    ・活動の見通しと関連性の重視
    16 総合的に学ぶ意味と価値
    ・教育の真の目的
    ・さらに「自ら学び、自ら考える」教育を
    ・子どもと教師に求められる三つの学び
    17 地域に根ざした教育活動の展開
    ・子どもと地域
    ・地域のなかに必然化する学び
    ・地域における目撃者、体験者としての表現
    IV 子どもとともに授業を創る
    18 活用のなかにこそ習得が生まれる
    ・法規に描かれた「学力」像と教育活動
    ・教育方法の手順化
    ・習得と活用の相互補完
    ・子どもの内面への着目
    19 典型教材から構築教材を生み出す
    ・教材の典型性
    ・学習材という考え
    ・教材観の捉え直し
    ・関わりの中で構築される教材
    ・典型教材から構築教材へ
    20 問題解決的な学習における問題と課題
    ・基底にある問題解決学習
    ・学習問題と学習課題の区別
    ・発問研究と子どもの反応予想の重要性
    21 この子が生きる一斉学習、グループ学習
    ・誰のための授業か
    ・この子を活かす一斉学習
    ・グループ学習の有効性
    ・グループ学習を効果的に進める
    22 聴くから聞くへ、対話を重ねる授業の確立
    ・はなすこと重視の教育でよいか
    ・聞こえると聴こえる
    ・話すから対話へ
    23 話しことばと書きことばを学びに編む
    ・口承文化と書字文化の危機
    ・読解力だけで大丈夫か
    ・協同的な学びのなかに関係づける
    V 子どもの幸せを願う授業研究をめざして
    24 地域とともにある学校、教師のすがた
    ・地域に生かされている学校
    ・地域に必要とされる学校、教師
    25 学校の環境、雰囲気に映し出される教育成果
    ・教育再生の真の手がかり
    ・清潔で機能的で穏やかな学校
    ・自律性が育まれる教科センター方式
    ・生徒と教師の間に築かれる信頼関係
    26 自律と協同に貫かれた学校をつくる
    ・自主、自律及び協同の精神
    ・平等と自由への志向
    ・個が生きる、協同的な学び
    27 この子の姿から始まる授業をつくる
    ・生きるということへの本然の願い
    ・一人ひとりの人間と国家の存在
    ・常に自らの授業に対する省察を
    注及び引用・参考文献