特別支援教育
発達に遅れや偏りがある子どもの本当の気持ち

安部博志 著
A5判 128ページ 定価(本体1,500円+税)
ISBN978-4-7619-2025-8
小・中学校教師,保護者
学校現場の実情、当事者のリアルな言葉を通して、『子どもの気持ち』『親の思い』『先生の願い』という、三つの歯車のズレを調整するためのヒントを解説する。

目次

    はじめに
    第1章 子どもの『気持ち』
    拳を口に突っ込んだユウヤの『気持ち』
    発達に遅れや偏りがある子どもの『気持ち』
    子どもの『気持ち』に寄り添う支援
    1 求められていることがパッとわかるような環境を工夫する
    2 注意を集中させて課題に取り組めるように教室環境を工夫する
    3 子どもの目線に立って活動に取り組みやすい環境を整える
    4 思わず取り組んでみたくなるような環境と教材を工夫する
    5 やるべきことがくっきりとイメージできる言葉で指示する
    6 「ダメ」でなく、どうすればいいのかを具体的に教える
    7 目に見えないものは可視化して分かりやすく示す
    8 地域の中で生活するスキルを身に付けさせる
    9 課題をスモールステップにして成功体験へと導く
    10 自発的に行動するための手がかりを分かりやすく示す
    11 それがあれば仕事や課題を遂行できる道具を用意する
    12 自己表現や自己評価の機会を毎日の生活の中に位置づける
    13 1合目からでなく7合目から課題に挑戦させる
    14 子どもが自分で考えるための手がかりを日常生活に散りばめる
    15 自分にとって便利で扱いやすい道具を積極的に活用させる
    16 人から感謝される仕事や役割をたくさん与えて自尊感情を高める
    17 失敗やトラブルになる前の『先手の指導』で適切行動へ導く
    18 多動な子は仕事や役割を与えて動くことで調整の仕方を学ばせる
    19 不適切な行動はスルーして適切行動だけに着目する
    20 感覚の過敏性は了解し配慮してあげて決して無理強いしない
    21 子ども同士の関係性につなげる
    22 学び合いの学習の中で互いの多様性と善さに気づかせる
    23 自分の気持ちや感情を表現できるようにする
    24 不安や怒りを自分でコントロールするための方法を学ばせる
    25 マイナスの言葉をプラスの言葉に置き換えて伝えてあげる
    26 コミュニケーションゲームを通して傾聴と自己開示を学ばせる
    27 待つ対応によって自発的なコミュニケーションを引き出す
    28 自分も相手も大切にするコミュニケーションの方法を教える
    29 お互いを幸せにしてくれる言動を子どもから引き出す
    30 子どもの気持ちを確認して解決策や折り合い所を一緒に考える
    31 趣味や生き甲斐の種を蒔いて伸ばしてあげる
    32 青年期の課題を見据えて「今」の対応を心がける
    33 通常学級の子ども達や保護者に障害について正しく理解してもらう
    34 子ども達の心を豊かに育むための種を蒔く
    両手を挙げたもっちゃんの『気持ち』
    障害と共生社会についての中学生の『気持ち』
    「私を、もっとよく見て!」
    第2章 親の『思い』
    てっちゃんのお母さんの『思い』
    親の『思い』に寄り添う支援
    第3章 先生の『願い』
    教師の思い入れと心意気
    先生の『願い』と学校力の向上
    第4章 ハピネスの教育
    「医学モデル」から「社会モデル」へ
    スキル訓練偏重の教育
    知識偏重の教育
    教え子の今
    支援や教育の目標をどこに置くべきか
    幸せに生きる力とは
    ハピネスへの教育の発信
    三つの歯車を噛み合わせる
    おわりに