特別支援教育ONEテーマブック4

子どものありのままの姿を保護者とどうわかりあうか

久保山茂樹 編著・青山新吾 編集代表
A5変型判 80ページ 定価(本体1,000円+税)
ISBN978-4-7619-2075-3
幼児教育者,小学校教師
本書では、保護者とのわかりあいをめざして実践を積み重ねてきた先生方の実践や保護者の体験が語られます。保護者からみた関係づくりのポイントを理解し、保護者とかかわる際の心構えや手立てを考えることができます。

目次

    刊行にあたって
    はじめに
    1章 保護者とわかりあうために
     1.目の前の保護者のいまを知ろうとすること―おもいのズレを自覚する―
    1)保護者との出会いを考える
    2)できれば会いたくなかった人物であることを自覚すること
    3)保護者自身の「私の話」を聞くということ
    4)コミュニケーションするに値する人間であるということ
    5)「私の話」を聞くために必要な想像力を高めること
     2.「保護者の歴史」を尊重すること
    1)保護者の歴史
    2)「かわいいとは思えない」から始まった育児を想像する
    3)「育て方のせい」と言われてしまった育児を想像する
     3.子どもの姿を受け入れるということ
    1)障害の受容はありえるのか
    2)障害の告知と保護者の人生
     4.子どもの姿を保護者とわかりあうために―専門機関と診断をめぐって―
    2章 わかりあいをめざす専門職の実践
     1.育てにくさに寄り添うことからはじまる保護者支援―母子保健の現場から―
    1)赤ちゃんクラブから子育てサークルへ―地域と母子保健―
    2)子育て事情と保健師の活動
    3)ケース1:子どもの面倒を見る人がいない家庭への支援
    4)ケース2:何も心配いらないと思い込んでいた家族への支援
    5)母親の思いでつくられた仕組み
    6)さいごに
     2.障害告知直後の保護者を支え「この子と生きる家庭」づくりを支える
    1)発達支援センターに通う=受容ではない
    2)意を決して門を叩いた
    3)言葉にかかわる相談で
    4)保護者の気持ちに寄り添って
    5)センターに通うだけが支援ではない
     3.幼稚園で子どもの姿を保護者とわかりあう―就学支援シートを通して―
    1)「就学支援シートの意味は大きかったです!」
    2)「特に困ったことはありません!」
    3)「そんな心配までさせていたんですね」
    4)「これって学校の先入観になるのではないですか?」
    5)子どものありのままの姿を保護者と一緒にわかりあうということ
     4.小学校で子どもの姿を保護者とわかりあう
    1)教室にずっといるのがつらいAさん
    2)医療機関の応援をもらったBさん
    3)登校を渋るようになったCさん
    4)子どもの思いに寄り添う
    3章 わかりあうための保護者からの提案
     1.親も育ててもらった先生との出会い
    1)入り口での葛藤
    2)共生・共育
    3)可能性
    4)定型発達を期待する私に「生きるために必要な能力」を教えてくれた先生との
      出会い
    5)親には見えづらいマッキの想いがあることを気づかせてくれた先生との出会い
    6)伝えるべき思いは同じでも伝える言葉が重要であることを痛感した出会い
    7)さいごに
     2.保護者同士の支えあいをエンパワーする
    1)保護者の思いや願いを地域に届けよう
    2)保護者の力をいかして〜地域の中で活動〜
    3)子育てサロンの運営〜出会いの場の創造〜
    4)保護者同士の支えあいから生まれるもの
    5)保護者同士の支えあいをエンパワーするために
    6)保護者支援のこれから
    おわりに