図解で納得!

道徳授業が深まる国語教材活用の実践

加藤宣行・青木伸生 著
B5判 124ページ 定価(本体2,000円+税)
ISBN978-4-7619-2091-3
小学校教師
多くの教師から「国語の読解と道徳の読みはどうちがうのか」という疑問が提起されている。違いを理解した上で、「教科・国語」の指導に学びながら、「教科・道徳」の望ましい姿を、国語教材の活用による具体的な授業場面の考察を通して明らかにしていく。

目次

  1. はじめに
  2. 第1章 国語教材を使った道徳授業をはじめよう!
  3. ●国語の読解指導と何が違うのか分からないような道徳授業をしていないだろうか
    1. ◎本書で得られる4つのこと
    2. ・国語の教育技術が向上する
    3. ・道徳の指導力が上がる
    4. ・板書力が身につく
    5. ・「発問力」が向上する
  4. 第2章 道徳指導と国語指導の違いと共通点
  5. ◆国語教育が抱える問題点、道徳教育が抱える問題点
    1. ・道徳教育で目指すのは、「席を譲る」という行為ではなく、「ああ、何とかしたいな」という気持ちと「譲る」行為の一致です。
  6. ◆読み取る発問と気づかせる発問
    1. ・心情を読み取るのではなくて、そういう行為、行動を起こす本にある心を子どもたちと一緒に考えます。
    2. ・「なぜ」とか「もし…だったら」などの「資料に追従しない問い」が必要です。
    3. ・国語の読み物は資料そのものの中に葛藤とか迷いとかが描かれています。
  7. ◆ゴールをどこに置くか・・・評価
    1. ・道徳の場合は、席を譲ることができるということを目的にしてしまうと違ってきてしまう。
  8. ◆生活体験の大切さ
    1. ・書かれているものを解釈する基盤になっているのは、読み手の生活体験なのです。
    2. ・道徳の時間が充実することが国語教育にとってもまた大事です。
    3. ・国語科で読みが豊かになれば、行為、行動に至るまでの思いの部分が広がってきます。
    4. ・今、問題になっているのは結局、資料を読もうが文学作品を読もうが、「気持ちはどう?」でとどまってしまっていることです。
  9. ◆国語と道徳のすべきこと、すべきでないこと
    1. ・主観的な自分の解釈を豊かにするという面と、叙述に立ち返って客観的、分析的に読む力も育てていかなければならない。
    2. ・認知的思考力が育つからこそ心が動くわけです。
  10. 第3章 国語教材活用で道徳授業の展開はこんなに違う!
  11. ◆【下学年】物語文の授業「つり橋わたれ」
    1. 国語科の授業展開 VS 道徳の授業展開
  12. ◆【上学年】詩の授業「夕焼け」
    1. 国語は言葉の力をつける。道徳は言葉に力を持たせる。
  13. ◆【上学年】物語文「大造じいさんとガン」
    1. 国語科の授業展開 VS 道徳の授業展開
  14. 第4章 全学年見せます! 典型教材による実践のココに注目!
    1. (1)第1学年『ヤゴとり』★観察日記を使った授業
    2. (2)第2学年『ないた赤おに』★民話を使った授業
    3. (3)第3学年『つり橋わたれ』★物語文を使った授業
    4. (4)第4学年『私と小鳥と鈴と』★詩の授業 道徳学習指導案
    5. (5)第5学年『大造じいさんとガン』★定番の物語文を使った授業
    6. (6)第6学年1『海の命』★特別テーマ1
    7. (7)第6学年2『手品師』★特別テーマ2
  15. ◆叙述を吟味する国語、心を耕す道徳
  16. 第5章 ノート指導で大切にすること
  17. 【青木伸生のノート指導】
    1. (1)ノートは思考力育成の場
    2. (2)ノートづくりのステップ
    3. (3)表現力を伸ばすノート指導
    4. (4)教師の板書が大切
  18. 【加藤宣行のノート指導】
    1. (1)道徳の授業に、ノートは必要でしょうか?
    2. (2)ノート指導のポイント
    3.   ・低学年(型にはめる)
    4.   ・中学年(自分らしさを出させる)
    5.   ・高学年(マイノート)
    6. (3)ノートが「自分だけの宝物」になる。
  19. 第6章 子どもの力を伸ばす板書づくり
  20. 【青木伸生の板書】
    1. ・読みの過程が分かる板書をつくる
  21. 【加藤宣行の板書】
    1. ・子どもと一緒に板書をつくる
    2. ・図式化して思考の補助をする
  22. おわりに