ザ・黒板

黒板の基礎知識から活用のワザ、電子黒板まで

加藤昌男 著
A5判 176ページ 定価(本体1,800円+税)
ISBN978-4-7619-2153-8
小・中・高校教師
あるようでなかった、黒板の現在・過去から未来(電子黒板)まですべてがわかる本。大学で人気の板書講座、板書の達人たちの授業や活用のワザ、黒板が登場する名場面、知っているようで知らない黒板の基礎知識、電子黒板のゆくえなど、具体的に紹介。

目次

はじめに
第1章 行列のできる「板書講座」
     ―福岡教育大学の教養科目「板書技法と書の文化」
チョークの音が響く実習教室
一点一点が子どもたちの学力につながる
改めて学ぶ「板書」の効用と技法
「板書技法」は学生にも現職教員にも必須のワザ
第2章 私の板書活用法―先生たちが語る実践例
(1)卒業生に贈る「チョーク絵」 長崎県立高校美術教諭 小野大輔
(2)全校で取り組む「朝の黒板」 愛知県大府市立小学校校長 小竹紀代子
(3)板書の工夫で若手教師の授業力向上 埼玉県深谷市立小学校校長 篠崎正明
(4)超ワイド黒板に6色のチョークを使い分け 駿台予備学校講師 戸澤全崇
(5)アフリカの子どもたちに学校と黒板を 東京都墨田区教育委員会 渡部 昭
第3章 授業再録 言葉の学び手を育てる“板書の技”
     ―元川崎市立中原小学校教諭 笠原 登さんの授業記録から
「よい聞き手・よい話し手・よい書き手」を育てる授業
お互いの顔が見える「コの字型」の配置
話しことばも板書も「間」と「余白」が大切
発問、板書、自由発言が連動した「自己表現ノート」
「消す」ことで、子どもたちの記録に残る板書
授業再録1 ことばの学習「夕日」
授業再録2 「ごんぎつね」
授業再録3 「野うさぎのとんぼ返り」
第4章 黒板が登場するあの名場面
(1)アートとしての黒板 ルドルフ・シュタイナーが遺した黒板絵
(2)小説の中の黒板
   夏目漱石『坊ちゃん』
   宮沢賢治『風の又三郎』
   壺井 栄『二十四の瞳』
   石坂洋次郎『青い山脈』
(3)スクリーンの中の黒板
   張 芸謀(チャン・イーモウ)監督『あの子を探して』
第5章 知っているようで知らない「黒板」の基礎知識
(1)黒板の色―グリーンでも「黒板」と呼ばれるのは…
(2)黒板の材質―木製からスチール製へ、磁石が効くのはそのため
(3)よい黒板とは―「よく書ける」「よく見える」そして「よく消せる」
(4)黒板の歴史―明治の学校制度とともに全国に普及
(5)黒板はだれのもの―教師専用から児童・生徒の共用へ
(6)黒板はこう作られてきた―ある黒板製作所の100年
(7)チョークと黒板拭きの話
(8)「電子黒板」の登場―教室のICT化はどう進む
第6章 電子黒板、タブレット……どう進むICT
(1)佐賀県の「先進的ICT利活用教育」を現地に見る
(2)ICTは“道具”、生かすのは教師の意欲と工夫(墨田区モデル校の取り組み)
(3)「黒板」か「ICT」か、それとも“共存”か
参考文献
あとがき