子どもを面白がらせるワザ

AL時代でも必要な教育技術シリーズ
子どもを面白がらせるワザ
多賀一郎・俵原正仁 著
四六判 152ページ 定価1,760円(本体1,600円)
ISBN978-4-7619-2699-1
小学校教師
AL(アクティブ・ラーニング)時代でも身につけておきたい教育技術を伝えるシリーズ第2弾では、日常の中で、子どもたちをよく観察して適切な言葉掛けをしたり、子どもの失敗をリカバリーしたりするような発想とアイデアを伝授。
目次
刊行にあたって
はじめに
第1章 ネタではなく日常が大切
- 子どもたちの笑顔を見るために
- 始業式は気合いを入れて
- 「4月は面白かったのに……」
- ネタだけに頼るこわさ
- 強い薬には副作用がある
- 実際にあったこと
- 日常を常に楽しい雰囲気にすることが大切
- 楽しい掲示物を
- BGMで盛り上げる
- 鏡で笑顔のリハーサル「上がり目、下がり目、くるっと回ってにゃんこの目」
- 出勤時にテンションの上がる曲を聞く
- 車の中で歌う
- 教室の入り方
- 「今日はどんな入り方をしようかな」
- 必ずしも面白い教師になる必要はありません
- 面白い教師よりも楽し気な教師に……
- 楽し気な教師になるのは簡単だ
- それでも、笑いのエッセンスをつかもう
- 楽し気な気分はいたずらから
- 自分で無理なら、絵本を活用
- 「おいしい」場面をつかむ
- こんな子どもを面白がろう
- 鼻歌を歌いだす子ども
- 教師の言葉にいちいち反論する子
- すぐカッとなる子
- KYと言われる子ども
- 不思議ちゃん
- 話を全く聞いていない子
- じっと席に座っていられない子
- クローズアップで見れば悲劇だけど……
第2章 授業をちょっと楽しくする
- 楽しいネタをする前に、心がけておくこと
- テレビ番組収録の“前説”から学ぶ
- 教師自身が“叱る”種をまいていませんか?
- 視線と立ち位置を意識する
- 挨拶
- 天候によって変える挨拶
- 挨拶横綱になろう
- 「まめうしくんとこんにちは」
- 音読のススメ
- 叱らずに、音読の声を大きくする
- 「Repeat after me」音読+パフォーマンス
- 音読カードで楽しく音読
- 音読カード
- 音読カードで楽しく基礎基本を定着させる
- 楽しい音読教材に一工夫―『わるくち』『お経』
- 意味のない言葉が楽しさを生む
- 古文は京都弁で読む
- すべての教科で音読指導
- キーワードを際立せるためのカミングス~ン
- 楽しく漢字指導を行う
- 漢字って楽勝だ!……と勘違いさせる
- 難しい漢字を覚えさせる
- 計算のスタート
- 九九は一斉全員音読で
- かけ算カルタを楽しく行う方法
- かけ算カルタにプラスワン
- 算数の文章題をちょっと楽しくする小技
- 教材の提示
- 「見たいか?」ともったいぶる
- 提示のタイミングが大切
- 準備運動にひと工夫
- 号令を日本語以外で言う
- 号令の途中でゴリラになる
- 動作をずらす体操
- 流行の音楽をかけて、ダンス準備運動
- 大したことではないが注意の必要なとき
- 突然、大声を出す
第3章 失敗を生かす
- 失敗を笑わないのではなく……
- “失敗を笑わないクラスづくり”
- 失敗を笑い飛ばすための第一歩
- 授業で語ろう「失敗は恥ずかしいことではない」
- 子どもを笑いものにすることではない
- 笑いには種類がある
第4章 小道具を用意する
- スタジオをつくっちゃえ
- 僕の教室にあったグッズ
- 面白グッズおすすめベスト3
- おすすめ度第1位『ピンポンブー』
- おすすめ度第2位『ジャマイカ』
- おすすめ度第3位『ホワイトボード』
- おすすめ度第4位以下
第5章 お帰りのとき
- 「サヨウナラ」にこだわろう!
- 帰りの会はシンプルに
- 出口でいじる
- いやなことがあった子には、ひと声