教育の未来を見つめる 学事出版

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教師をやめる

教師をやめる
14人の語りから見える学校のリアル

前屋 毅 著

四六判 224ページ 定価1,980円(本体1,800円)
ISBN978-4-7619-2720-2
小・中・高校教師

コロナ禍で益々疲弊する教育現場。学校を辞める教員が後を絶たない。なぜ辞めたのか、辞めなければならなかったのか、14人の元教師がホンネを語る。

目次

まえがき

プロローグ――「教師をやめた」人たちから見える学校の現実

文科省の誤算だったのか、「#教師のバトン」

もの言わぬ教員からもの言う教員へ

心の病が学校を蝕んでいる

教員を本当に憧れの職業にするために

1 悪いのは私だけ? 山下ゆかり(仮名)20代女性

半年で6キロ、体重が落ちた

気がつくと死ぬ場所を無意識に検索していた

生徒からイジメのターゲットに

「明日から子どもたちと顔を合わせる」と思うと涙が

「死にたい」を残したまま辞職

2 「やったもん負け」の学校文化に疲れ果て…… 大橋 健一(仮名)30代男性

辞めて4ヶ月、また教員に戻りたい

モチベーションが下がってしまった

雑務も子どもたちのため?

教員同士が話し合う習慣、協力する習慣があれば……

3 非正規教員は格下なのでしょうか 多田芳樹(仮名)20代男性

授業準備ができない辛さ

異動も早く、立場も不安定

子どもたちとの授業は楽しかった

4 自分の子どものクラスの担任に嫌な思いはさせられない 福田佳代(仮名)40代女性

「よく首を吊らなかった」新任時代

順風満帆で教員になる夢を達成

妊娠がきっかけで多忙が激化

「育休明け」への配慮はなし

落ち着いたら復職も……

5 学校は外からみるほど単純なものではない 千葉雅子(仮名)50代女性

なぜ簡単に「解決策は○○」と言えるのか

保護者からの容赦のないバッシング

子どもたちの暴力は日常茶飯事

教員は「助けて」と言えない

そもそもムリ

6 力ずくで抑えることが「良い指導」なのか 山内教子(仮名)30代女性

問題を抱える子が集まった結果

怒鳴らない指導はダメなのか

大人しくさせることを押し付ける管理職

縁を切りたくなった

7 仕事がだんだんに楽しくなくなっていくなかで 大久保量子(仮名)50代女性

介護か仕事か

私は発達障害?

だんだんに楽しくなくなっていく仕事

変わってきた子どもたち

忙しくても「楽しい」と思えていれば……

8 突然の辞任勧告……しかし、教職はあきらめない 片瀬ゆみ(仮名)30代女性

「黙って印鑑だけ渡せ」

「ゆったりした学校」などなかった

そして辞任勧告へ

教師にしかできない経験があるから、教職をあきらめない

9 学校の方針に過剰に合わせた末に 山﨑めぐみ(仮名)20代女性

いわゆる「良い子ちゃん」だった

理想とあまりに違う現実

「最後に自分の思うとおりにやってみれば?」

放っておかれる状態に

保護者に謝って歩きたい

10 子どもたちとの「つながり」を求めて教員をやめた 渡辺健一(仮名)30代男性

そんなに努力を重ねたわけではない

どうにも踏み出せなかった教員への道

希望する特別支援で働けない

金銭面より精神面

11 理想と現実のはざまで 内藤剛志(仮名)30代男性

「逃げた」のかもしれない

何をしていたか「覚えていない」

子どもたちの目が死んだ魚のように

最後は校長とやり合う毎日に……

12 学校の「型」が受け入れられなかった 中西和夫(仮名)20代男性

特別支援教育に夢をもっていた

教員もスタンダードに縛られる

学校は「型」でしか動けないのか

13 パワハラ校長と忖度教員のなかで疲弊した 寺脇正史(仮名)30代男性

赴任前から電話が鳴る

「仮採用」でダメ出し

「生徒は犬だと思え」

14 セクハラにまきこまれパワハラでやめた 西村景子(仮名)50代女性

臨採から5年を経ての苦労のスタート

不倫相手を優遇する教頭

音楽室は崩壊状態に