教育の未来を見つめる 学事出版

書籍

学習指導要領の未来

学習指導要領の未来
生活科・総合そして探究がつくる令和の学校教育

野田敦敬・田村 学 編著

四六判 224ページ 定価2,200円(本体2,000円)
ISBN978-4-7619-2745-5
小・中・高校教師

日本の学校の根幹を為す学習指導要領は、どんな変遷をたどり、どこへ向かうのか。総合・探究をキーワードに指導要領の未来を考える。

目次

はじめに

第1章 大胆予想! これからの学校教育と次期そして未来の学習指導要領

  1. これからの学習指導要領に望むこと[常盤 豊]
    • 技術の革新・社会の変化と学習指導要領
    • これからの学習指導要領に望むこと
  2. 平成の教育から令和の教育へ 授業・学校・カリキュラム―生活科・総合的な学習が提起してきた学習の捉え方から[無藤 隆]
    • 生活科と総合的な学習の時間のねらいを確認する
    • 生活科と総合的な学習は何を提起し発展させてきたのか
    • 学校の学びと社会の中の学びの連動へ
  3. コンピテンシー・ベイスによるカリキュラム・オーバーロードの解消[奈須正裕]
    • 2017年版学習指導要領が実現したものと残された課題
    • 何を目指して子どもたちに知識を教えるのか
    • 目指すべきはよりよい教育課程構造の創出
    • 「そんなことも知らないのか」に怯える教育との決別
  4. 平成の教育から学ぶこと、令和の教育が目指すこと[田村 学]
    • 平成の教育から学ぶこと―子どもの主体性を重視した高度な指導性―
    • 令和の日本型学校教育の構築が目指すこと―実社会の課題を自らの力で探究し続けることの重要性―
    • 新しい時代に期待される学び
    • 「未来社会を創造する主体としての自覚」をこそ育む
  5. 教育課程が人生を決める[南郷市兵]
    • 在り方生き方を見出し「人生を決める」教育課程の軸は総合学習
    • 総合学習で育む資質・能力
    • カリキュラムのデザインを描き換える
    • 新時代の学びを支える環境―教師の時間確保、個別最適な学び、そして入試改革

第2章 学習指導要領はどう変わってきたか

プロローグ

  1. 1947(昭和22)年の学習指導要領
  2. 1951(昭和26)年の改訂
  3. 1958(昭和33)年の改訂
  4. 1968(昭和43)年の改訂
  5. 1977(昭和52)年の改訂
  6. 1989(平成元)年の改訂
  7. 1998(平成10)年の改訂
  8. 2008(平成20)年の改訂
  9. 2017(平成29)年の改訂

第3章 新学習指導要領が本当に目指すところとは

  1. 学習する子どもの視点に立つこと[嶋野道弘]
    • 子ども観と子ども理解
    • 自己認識と他者認識
    • 有意味性
    • 現在・過去・未来
    • 模倣と創造
    • 概念の形成
    • 偶然と必然
    • ある(存在)なる(成長)する(意欲・意思)
    • 学習する子どもの視点に立つこと
  2. 改めて考えたい、「資質・能力の育成」[黒上晴夫]
    • 新学習指導要領で変わった「資質・能力」の扱い
    • 知識・技能
    • 思考力・判断力・表現力
    • 学びに向かう力
  3. アクティブ・ラーニングと授業改善[三田大樹]
    • 求められる資質・能力を育むアクティブ・ラーニング
    • 対話による相互作用
    • 学びの原動力となる「振り返り」
  4. 人間らしい学びと「生活科」「総合」―あらためて「主体的、対話的で深い学び」を読み解く―[鹿毛雅治]
    • 「主体的、対話的で深い学び」と「人間らしい学び」
    • 「感性」という知性
    • 「主体的な学び」と「深い学び」を支えるもの
    • これからの「生活科」「総合」の実践に向けて
  5. 生活科と総合的な学習/探究の時間とカリキュラム・マネジメント[村川雅弘]
    • 新学習指導要領が求める学校教育と生活科及び総合的な学習/探究の時間
    • カリキュラム・マネジメントの三つの側面と総合的な学習/探究の時間
    • カリキュラム・マネジメントの三つの側面と生活科及びスタートカリキュラム
    • カリキュラム・マネジメントで難局を乗り越え、新たな可能性を探る
  6. 探究する学びに向けて―探究で変わり始めた高校―[廣瀬志保]
    • 「特色化」や「魅力化」の中心となる探究の定着
    • 生徒の外部発表の場と教員研修・教材開発
    • 高校での探究のこれから

●特別企画 紙上シンポジウム 令和の教育を展望する

  1. 学力低下批判の危機―批判の中で生成し確認してきたこと
    • 総合誕生の時
    • 2008年の改訂
    • 学力観と総合学習との関わり
    • 新指導要領「三つの柱」について
    • 総合学習の実践の手応え
    • 今後の総合学習の実践に向けて
  2. 嵐の中の「生活科」の船出―逆風の中で生成し、確かにしたこと
    • 生活科誕生の時
    • 生活科の目標について
    • 生活科の今後の実践について
    • 合科的・関連的な指導について
  3. 令和の教育を展望する―生活科・総合学習を考える様々な論点
    • 生活科・総合学習で力を発揮する子ども
    • 生活・総合における「知識」について
    • 教科横断をどう捉えるべきか
    • 改めて考えたい、生活・総合創設の意味

おわりに

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