教育の未来を見つめる 学事出版

書籍

探究的な学び×ケースメソッド

探究的な学び×ケースメソッド
教育イノベーターのための新しい授業チャレンジ

中村美智太郎・鎌塚優子・竹内伸一 編著

A5判 160ページ 定価2,200円(本体2,000円)
ISBN978-4-7619-2836-0
教師全般

ビジネススクールのメソッドで探究的な学びをワンランクアップ!「ハーバード白熱教室」でも話題となった教育手法、ケースメソッドを用いたら、探究学習がさらに深まった。その極意を解説。

目次

はじめに

第1章 探究的な学びとは

  1. 探究的な学びとはなにか
  • 「総合的な探究の時間」の「探究」性
  • 横断的・総合的な学習
  • 資質・能力の育成
  • 「探究」の学びの特徴
  • 「探究」にケースメソッド教育を導入するとき
  1. そもそも「探究」とはなにか
  • 「探究」の起源
  • パースから「探究」をつかむ
  • 不味いカツカレーは美味しくなるか?
  • 盲信と権威はコスパがよいけれど
  • 「権威」から距離をとってみる
  1. 疑ってみる「理性」
  • 世界のすべては疑えてしまう
  • 偏見や独断を乗り越える理性
  • 「探究」から共同体をつくる
  1. 双利共生を目指す
  • covid-19と社会の構造と予想されるリスク
  • 新しいスタイル
  • 思考力と協働力
  • 教育という営みは「感染」である
  • 発達への助成的介入
  1. 新しい「学力」観
  • 「学力」は本当に低下している?
  • デジタル社会への道行き
  • 情報通信社会と新しいリテラシー
  1. 「探究的な学び」を可能にする教師とは
  • あなたは一人じゃない
  • ケースメソッドを導入した探究的な学びで重要な10次元

第2章 実践者が語る「探究的な学び」、そしてケースメソッド

“私たちが考えるケースメソッド”

“私たちが考える探究学習”

“島根で推し進めてきた探究的な学び”

“「問う・問われる」をしない社会に生きる子どもたち”

“学校の意義を再考する”

“ケースメソッドの導入には教員の教育が先”

“学校における「谷越え」をどうするか”

“「唯一解の信奉者」をどうするか”

第3章 「探究的な学び」を可能にするケースメソッド

  1. 今日の社会と教育、そして探究的な学び
  • ケースメソッド教育の立場から
  • 社会の変化:そこに必要な教育
  • 成熟が進んだ社会:そこに必要な教育
  • 多様化した社会:そこに必要な教育
  • 急激に到来した感染症社会:そこに必要な教育
  • 人々の意識を求める社会:そこに必要な教育

■コラム 「知識」「認識」「意識」:3つの「識」

  1. ケースメソッドによる探究学習はすでにはじまっている
  • ケースメソッドとは
  • ケースメソッドが子どもを支える時代の到来
  • ケースメソッドにチャレンジした教師たち

    ●教育実践事例1(富士市立原田小学校 道徳)

    ●教育実践事例2(土佐市立高岡中学校 理科)

    ●教育実践事例3(愛知県立愛知商業高等学校)

  • ケースメソッドによる探究的な学びの「型」

■コラム 学習指導の手順から見通す

  1. ケースメソッドによる探究的な学びを加速させる「オンライン授業」
  • コロナ禍で本格化したオンライン授業とその分類
  • オンラインによるケースメソッド授業の歴史
  • 実はオンラインと相性のよいケースメソッド
  • その他のチャンス

    □既存の枠組みに縛られずに、手軽に開講できる

    □プラスアルファの教育に踏み込める

    □保護者とのコミュニケーション機会の増大

■コラム ケースメソッド授業をオンラインで行う際の諸課題

  1. ケースメソッドによる探究的な学びを加速させる「地域連携」
  • 社会教育の新しい立役者とその潮流(地域教育事業者の胎動)

■コラム ケースメソッドを積極的に用いようとしている地域教育事業者の一例

  • ケースメソッド教育を学校が組織的に行うことの難しさ
  • 学校を介さない教育提供のチャンスとリスク
  • 大学教員の新たな役割
  • 社会教育のリデザイン(公教育のサポートチャンネルとしての地域教育)

    ●教育実践事例4(キッズオンラインスタディ)

■コラム 「静岡大学と名古屋商科大学による教職課程合同授業」

  • 本章のむすびに

第4章 ケースメソッドで課題を探究する

  1. 多様性、多文化共生時代の教員に求められる資質とは何かを問う
  • 無意識の偏見(アイコンシャスバイアス)への気づき
  • 多角的な捉え方によって見えてくるその先
  • アンビバレントな感情(両価感情・両面価値)の狭間にある本質
  • ケ−スメソッドへの誘い
  1. ケースメソッドで課題を探究する
  • 本ケース教材の扱い方
  • ケースメソッドで課題を探究する

    ◇ケース1トピックス 「教員をめぐる現状と専門職としてのあり方を考える」

    ◇ケース2トピックス 「制服が意味するものとは」

    ◇ケース3トピックス 「誰のための配慮?」

    ●教職員研修用ケース1 テーマ:働き方と専門職としての専門力の向上(1)【研修改革への取り組み―若手教員の奮闘―】

    ●教職員研修用ケース2 テーマ:働き方と専門職としての専門力の向上(2)【ルール変更への取り組み―ちょっと待ってくださいよ!校長先生―】

    ●教職員研修用(高校生用)ケース3 テーマ:ジェンダー問題 誰のための配慮?【日常のとある会話】

  1. ケースメソッドの教材活用と教師の専門性

あとがき