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高校生の「空き時間」と教育課程

2,750円(税込)

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著者名 正木智幸 著
ジャンル 対象  > 高校教員向け
刊行日 2008年09月11日
ISBN 9784761916305
判型・ページ数 A5・216ページ
定価 2,750円(税込)
いわゆる「未履修問題」に代表されるように、高校の教育課程編成においては未だ未解決の部分が多い。本書では「空き時間」を積極的に導入した著者の実践とその分析をもとに、高校カリキュラムについて論証する。
まえがき

第1部 「空き時間」の社会学

第1章 高校生が「空き時間」をつくりはじめた
虫喰い状態の時間割表、そして疑問
過去14年間について調べる
(1) 「空き時間」数
(2) 総履修単位数
最初の疑問に答える
「空き時間」に新たな傾向が生まれた
一般性を探る
新たに生まれた疑問
第2章 なぜ「空き時間」をつくろうとするのか?
「空き時間」をつくることができる教育課程とは
なぜ「空き時間」をつくろうとするのか?
生徒は教育課程をどう思っているか?
生徒は「空き時間」がどのくらいあればよいと考えているか?
第3章 「空き時間」をどのように過ごしているか?
研究の方法
「空き時間」の実態
生徒たちはフレックス・タイム制を採用していたか
生徒たちは「空き時間」をどのように過ごしていたか
生徒たちは「空き時間」を有効に活用できたと思っていたか
明らかになったこと
生徒たちは「空き時間」を真面目に過ごしている
日米の他校の状況
第4章 「空き時間」可能な高校は他にもあった
研究の方法
「空き時間」可能な高校はどのくらいあったか
進路状況にもとづいた全日制課程の高等学校の分類(進路分類)
「空き時間」可能な高校はどんな学校か
定時制課程の「空き時間」可能校の実態
全日制課程の「空き時間」可能校の実態
(1) 単位制高等学校の場合
(2) 学年制高等学校の場合
(3)学年制高等学校と単位制高等学校の比較
「空き時間」可能校となる全日制課程の高等学校のタイプ
教育委員会等からの指導はあったか
単位制と選択制の定着の程度をはかる指標
第5章 「空き時間」に対する教員の意識
「空き時間」をつくることができる教育課程に対する教員の意識
高校生の「空き時間」から教員が連想したもの
阻害要因としての教員の意識
「空き時間」は「ゆとりの時間」か
第6章 「空き時間」をつくることは是か非か
「科目を履修しない」自由
必要悪としての「空き時間」
「空き時問」を減らす方法
リスクとしての「空き時間」
第2部 教育課程の評価

第7章 「空き時間」をつくることができる教育課程
だれのための教育課程か
教育課程編成の舞台裏
教育課程の特色
『科目履修案内』を編集する
生徒が「空き時間」をつくっていくプロセス
「空き時間」が生まれるメカ二ズム
(1) 「技能審査の成果の単位認定」制度
(2) 学校設定科目「シーズンスポーツ」と「学校外活動に対する単位認定」制度
(3) 「履修の放棄」の措置と「履修の取り消し」制度
第8章 科目選択の実態
調査対象者の概要
総履修単位数と総修得単位数の関係
「履修の取り消し」制度の影響
「技能審査の成果の単位認定」制度の影響
(1) 「技能審査の成果の単位認定」制度の実態
(2) 調査対象者たちの英検の検定レべル
(3) 「技能審査の成果の単位認定」制度の影響
大学入試の影響
(1) 卒業後の進路状況
(2) センター試験の受験状況
(3) 推薦入試などの影響
(4) SATなどの統一試験の影響
(5) 学校外の教育機関の利用がもたらす影響
履修パターン
(1) 主要5教科の履修単位数バランス
(2) 自由履修単位数
(3)自由履修パターン
(4) 自由履修パターンの多様性が意味するもの
多様な科目選択によってもたらされる学習内容の偏り
(1) 地理歴史の科目の最低履修単位数
(2) 理科の科目の最低履修単位数
(3)理科の科目の履修状況
(4) 地理歴史・公民の科目の履修状況
第9章 選択率と「空き時間」率
選択率と「空き時間」率の求め方
選択率と「空き時間」率にみられる特徴
(1) 選択率にみられる特徴
   a . 選択必履修科目の場合
   b . 自由選択科目の場合
(2) 「空き時間」率にみられる特徴
教育課程編成が「空き時間」率に与える影響
(1) 「その他の科目」の開設のしかたが及ぼす影響
(2) 同じ時間枠に開設する科目の数と組み合わせ方が及ぼす影響
(3) 「対象科目なし」の存在が及ぼす影響
選択率と「空き時間」率からみた教育課程の評価の観点
第10章 教育課程をバージョンアップする
「空き時間」をつくることができる教育課程の評価
学習指導要領の歴史を振り返る
(1) GHQの頃
(2) 占領政策からの脱却
(3) その後の改訂で何をめざしたか
第3の教育改革
(1) 改革の系譜
(2) 急速に進む改革
(3) パラダイムの転換
(4) 「個性化」という名の「自由化」
(5) 蘇った単位制
(6) 選択の自由
自由化をはかれば偏りが生じるというディレンマ
学習内容の偏リを小さくする方法
よりよい教育課程をめざして
文献

あとがき
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