この連載について
子どもが楽しく学べる文房具、学校で働く方々の仕事がはかどる事務用品。この連載では、思わず人に教えたくなるような、学校生活を豊かにする文房具を紹介していきます。執筆者は数多くの文房具を見聞き、蒐集し、さまざまな媒体でその魅力を発信し続けている文房具プレゼンターのふじいなおみさんです!
数々のモノに触れてきたふじいさんだからこそ知っている、学校で使える文房具の世界をぜひお楽しみください!
この連載について
子どもが楽しく学べる文房具、学校で働く方々の仕事がはかどる事務用品。この連載では、思わず人に教えたくなるような、学校生活を豊かにする文房具を紹介していきます。執筆者は数多くの文房具を見聞き、蒐集し、さまざまな媒体でその魅力を発信し続けている文房具プレゼンターのふじいなおみさんです!
数々のモノに触れてきたふじいさんだからこそ知っている、学校で使える文房具の世界をぜひお楽しみください!

今回は学校で働くみなさんが仕事で使うと便利なだけでなく、中高生にもおすすめできるアイテムです!……もしかすると、流行に敏感な生徒さんはすでに持っているかもしれません。何といっても中高生が持つ蛍光ペンの不満をいくつも解決した革命的な蛍光ペンだからです。
「表のある書類の情報を整理して、見やすくするために」
「文章の見直しをするとき、読書をするときなど、強調して目立たせるために」
「さぁ、これからこのペンで仕事をするぞ!」とメインで使うことはありませんが、誰しもペン立てには1本は入れ、しかも意外とよく使う筆記具。蛍光ペンはまさにそのような存在ではないでしょうか?
そんな蛍光ペンですが、筆者にとっては小さな不満を持ちながらも「そういうペンだから仕方がない」と思っていた筆記具でした。
例えば、文字の上からなぞると紙に書いた文字がにじみ、ペン先も汚れてしまうことや、なかなか乾かず、思ってもみなかった所に色がついてしまうこと。それらは、ペンの特性上どうしようもないと、甘んじて受け入れていたのでした。
そんな蛍光ペンの世界に2024年10月、革命が起きました。同時に筆者の抱えていた問題も見事に消えました!
中高生にも、蛍光ペンに対していろんな「使いづらい」があったようです。筆記具メーカーのパイロットが、その不満点を調査したところ、見えてきた悩みの代表的なものに
(1)インキの乾きが遅いので、乾く前に触って汚れてしまう
(2)書いた文字の上から線を引くと筆跡がにじんだり、ペン先が汚れたりする
(3)まっすぐな線を引きづらい(線の太さが一定にならない・線がゆがむ)
という意見があったとのこと。
キレーナはこれらの問題を「解決したペン」と言えます。ではどんな蛍光ペンなのかを実際の筆記見本でご覧ください。
上の写真は蛍光ペンを塗った直後に手でこすったものです。どちらも書いてから時間を空けず、すぐにこすったのですが、キレーナ(写真上)はすぐに乾いていました。
まず、お悩みの(1)にあった「インキの乾きが遅い」は解決です!
キレーナのインキはものすごく早く乾くのです。コピー用紙ならばなんと1秒(!)で乾きます(メーカー調べ)。教科書の紙はツルツルしているのでコピー用紙と同じとはなりませんが、「ページを閉じたら向かい合うページに色が付いてしまう」「手で触れると手や線が汚れる」のは過去の話になりつつあるかもしれません。
蛍光ペンで主に使用するのは太くて平たい側ですよね?
キレーナのペン先を見てみると、インキが出るペン先がプラスチックに挟まれています。これは「キチントガイド」と呼ばれるキレーナの使いやすさを担っているパーツで、この後説明するさまざまなお悩み解決のkeyとなります。
まず、キチントガイドがあると定規を汚しません。インキが出るペン先を挟むようにキチントガイドがあるため、定規を当てて線を引くならば、接するのはキチントガイド。キチントガイドの幅がある分、実際に線が引かれる位置を補正する必要はありますが、定規は絶対に汚れません。

写真を見てください。ペン先はこんなにしなります! そこに加えて、ペン先はキチントガイドよりも少し長く設計されています。このコラボレーションによって、力はペン先ではなくキチントガイドにかかり、使っている人の筆圧にかかわらず、最適な強さでペン先が紙に当たるようになります。
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学生の皆さんがよく使用するシャープペンがわかりやすいと思いますが(写真中央)、他社の蛍光ペンは文字がモヤモヤっとにじんでいます。
このように、お悩み(2)にあった、さまざまな筆記具で書いた文字(シャープペンやゲルボールペン、インクジェットプリンターで印刷された文字も含めて)が汚くにじむことはほぼなくなりましたし、ペン先を見てみても、他社の蛍光ペンが黒くなっているのに対して、キレーナは汚れていませんでした。

加えて、引き終わりのところにインキが多く溜まって色が濃くなってしまう「インキ溜まり」もできません。これは、ペン先を離すときに、余分なインキをペン先が吸ってくれるからなのだそう。

また、キチントガイドを紙に当てると安定感が出ます。そこでお悩み(3)にあった、まっすぐ均等な線が引けないという問題も解決です。例えば厚みのある問題集や冊子の真ん中に近い、紙自体が曲がっている部分でもきれいに引けます。

私は蛍光ペンで線を引きながらメモを取りたくなった時、太いペン先の端を使ってよく書いていました。しかし、キチントガイドで挟まれたこのペン先はそのような筆記ができません。ですが、キレーナは太芯の反対側が丸い細芯になっていますので、そちらで代用することができました。
キレーナは「中高生の皆さんの蛍光ペンへの悩みを集めて解決した」とされていますが、以上のお悩みは社会人のみなさんにも当てはまりませんか? 筆者は首を縦に大きく振りたいです。
先日、このペンとともに昨年分の確定申告でたくさんの数字が書かれた書類と戦っていたのですが、インクジェットプリンターで印刷された文字の上に塗ってもにじまないし、ペン先も汚くならない! 書類に線を引くのがこんなに楽しくなるペンなんて今まであったでしょうか?
また、昨今では大人になっても資格試験を受けるために積極的に学ぶ方も多いかと思います。そんな方の相棒になってくれる蛍光ペンですよ。

キレーナは全10色。ベーシック色としてピンク・オレンジ・イエロー・グリーン・ブルー。
ペールトーンはペールピンク・ペールオレンジ・ペールグリーン・ペールブルー・ウォームグレーです。
ペールトーンや消し込み(作業が終わったなどであえて目立たせないように塗ること)に使うウォームグレーが用意されているのが、今どきっぽいポイントです。
(C)株式会社パイロットコーポレーション
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北海道札幌市出身。ラジオパーソナリティと文房具ライターの二本柱で文房具紹介を行う「文房具プレゼンター」として活動。ビジネスパートナーの他故壁氏と「たこなお文具情報室」を結成。
ナナコライブリーFMで放送中の30分間文房具の話だけをお送りする番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」の出演・制作を担当。文房具情報サイトでの広く文具を紹介する連載、大手出版社の子育て系WEBマガジンでの知育・学童文具の紹介を中心に活動。特に好きなジャンルは、カラフルな万年筆インクやボールペン・マーカーペンなど。気付くと全色買っていることもしばしば……。
【ラジオ・連載】
ラジオ番組【他故となおみのブンボーグ大作戦!】
https://daisakusen.net
小学館「HugKum」
https://hugkum.sho.jp/?s=ふじいなおみ
文具のとびら「他故となおみのブンボーグ大作戦!Bootleg」
https://www.buntobi.com/articles/category/series/bootleg-1/
