2025.08.15

第5回 自腹でも欲しい仕事用クリップ2選&業務・勉強はかどりクリップ2選|勉強を楽しく!業務に便利!文房具図鑑

この連載について

子どもが楽しく学べる文房具、学校で働く方々の仕事がはかどる事務用品。この連載では、思わず人に教えたくなるような、学校生活を豊かにする文房具を紹介していきます。執筆者は数多くの文房具を見聞き、蒐集し、さまざまな媒体でその魅力を発信し続けている文房具プレゼンターのふじいなおみさんです!
数々のモノに触れてきたふじいさんだからこそ知っている、学校で使える文房具の世界をぜひお楽しみください!
 

世の中にはさまざまな形をしているクリップがあります。大きいもの・小さいもの、紙を留めるもの、布を固定するもの。定番の形のものから動物の形のもの……。そのどれもが個々に特徴を持っており、クリップの世界の広さには改めて驚かされます。

今回はその中から、自腹でもいいから買って使いたい仕事用のクリップと、業務や勉強がはかどるクリップをそれぞれ2種類ずつ選びました。

 

「自腹買いしてでも使いたいクリップ」

「どこからともなくやってきて、どこかへ消えていく……」
大部分の方は何かの資料についていたクリップを保管して、それを新たな資料につけて他の人に渡しているのではないかと思います。

ですが、この後挙げる2製品だけは「お値段が多少張っても」購入することを強くおすすめします。その商品と魅力をお話しします。

 

エアかる

見た目は普通のクリップ。でもじつは…?

エアかる 左:大サイズ/右:中サイズ

写真を見ると、ただのダブルクリップに見えるかもしれません。「これなら見たことも使ったこともあるけれど、なぜにわざわざ?」と思われるのではないでしょうか。

ですが、私はインターネットセールのたびに購入して、自宅ではメーカー新商品発表会のパンフレットの塊を一気に綴じるのはもちろん、お菓子や調味料・乾麺などの袋を折り曲げて封をするなど日常生活でも愛用しています。

クリップの宿命ではあると思いますが、使っているうちに他の場所へと移動して、どんどん手元からなくなってしまうのでセールのたびに購入しているのです。

 

クリップの長所は小4娘の力を借りると一目瞭然!

それぞれ、左:エアかる/右:従来品

では、通常のダブルクリップと並べた写真をご覧ください。間違い探しのようですが、違うところが見えてくるはずです。わかりましたか? 「黒い部分に突起がある?」「銀色のレバーの部分が長い?」 そうです! そこが違うのです。

エアかるが軽く開ける原理(プラス株式会社提供)

エアかるは前述の2点により、従来開くのに力を要したダブルクリップに、‟てこの原理”を応用させて、開くときの力をかなり軽減することに成功した商品なのです。

軽々と開いたエアかるに対して、従来品は左手を添えても開きませんでした

満を持して、小学校4年生になる娘の全力で開いた「エアかる」と「従来のダブルクリップ」の比較を写真でご覧ください。ここで用いた「大」というサイズでは、開く力を従来商品比で約50%も軽減させているそうです。サイズは小さいものから巨大なものまで7種類あります。

また、大きさにより力を軽減する手段が異なるのです。例えば小さいサイズについては銀色のレバー部分を長くすることで軽く開くことを実現していて、商品開発力の高さに脱帽します。

娘だけでなく筆者でも従来品を握ってしまったときの力の必要さに、毎回「しまった…!」という感覚を覚えるほどです。

騙されたと思ってぜひ一度体験してみてください。この軽さ、本物です。

 

5枚クリップ

キャッチコピーに納得

この商品付属の説明書に以下の一文があります。

「なぜ5枚?圧倒的に多い少数枚の書類に注目。」

これを見た時に「確かに普段やり取りする書類は5枚程度、もしくはそれ以下だな」と気づいてしまいました。いかがでしょうか? 会議のレジュメや議事録などは大抵5枚ほどではないでしょうか?

「5枚クリップ」という名前もさることながら、とても特徴的な見た目をしています
 

ラジオ収録の資料で効果を実感

私はラジオ番組で話す仕事もしています。専任のスタッフはおらず、すべての作業を私とパートナーの他故壁氏(たこ・かべうじ)の2人で行っていて「台本の作成からプリントアウト」は私の作業になっています。

月に1回まとめ録りをするので、1日で4〜5回分の番組を収録します。台本は1回の放送分で4〜6ページほど。わかりやすくするために放送回ごとにクリップ留めして、ゲストがいらっしゃる場合は、その方の分も台本を印刷しクリップ留めをします。

結果、毎回10個前後の束になるでしょうか。

かつては、一般的な「ゼムクリップ」やゲストの方との話のきっかけに「かわいい形のクリップ」を使っていたのですが、どうしてもクリップ部分に厚みが出てしまい持ち運びづらいのが難点でした。そこで「5枚クリップ」に乗り換えたわけです。

 

左:5枚クリップ/右:ゼムクリップ

実際に台本を想定して束を作ってゼムクリップで留めた場合と、5枚クリップで留めた場合を比較してみました。

上の写真はクリップで5枚ずつ束ねた紙を10セット重ねてみたものです。いかがでしょうか? 厚みが全然違うのがわかるのではないかと思います。

重ねても薄くなるようになっています

5枚クリップは、本体自体も薄く、重ねられるように作っているので、とてもスマートに書類を持ち歩けるのです。

ゼムクリップだと、写真のように他の資料を巻き込んでしまうこともしばしば…

また、ゼムクリップをまとめようとすると起きがちな、別の資料にクリップが引っかかってしまう現象も5枚クリップでは起きません。

この5枚クリップも一度使ってからリピートして購入しています。

 

「仕事や勉強をはかどらせるクリップ」

続いては 勉強や仕事などで生じる小さなイライラを解消し、作業をはかどらせるクリップです。

突然ですが、みなさんは勉強や仕事で、本を開いた状態のまま別の作業をするとき、どのようにしていますか? 多くの方はスマホや文房具やペンケースなどを使いつつ、ページが閉じないよう工夫されているのではないでしょうか。
また、筆者の学生時代だと 「書見台(しょけんだい)」と呼ばれる、楽器を演奏するときに使う譜面台のような見た目の道具を用い、本を立てかけ本体についている押さえでページをキープすることもありました。ただ、こちらは本体が大きく場所をとるうえ、持ち運びにも不向きでした。

この話を聞いて、文房具の感度が高い方であればピンと来たかもしれませんが、じつはこの2〜3年、問題集や参考資料を挟んで開いたままにしておくクリップが複数発売され、大ヒットしているのです。今回はその中から推しクリップをご紹介します!

 

ウカンムリクリップ

部首のウカンムリがあなたをお手伝い!?

上:ウカンムリクリップ/下:ウカンムリクリップぷち

今までなぜ思いつかなかったのだろう?と思うビジュアル。まさしく漢字の部首にある「うかんむり」の形をしているクリップです。

本を開いて、ウカンムリクリップで留めました

使い方は簡単で、本のページを開いたらウカンムリの形を保って左右のページを挟みます。クリップの力は強く、手で押さえることなく見たいページを開いたままにしてくれます。

プラスチック製の軽い製品なので、持ち歩きがラクなのも嬉しいですね。

こちらはウカンムリクリップぷち。文庫本サイズにピッタリ

また、文庫本などを開いておきたい時に便利な小さいウカンムリクリップ「ウカンムリクリップぷち」もあるので、用途に合わせて選ぶことができます。

ページの比率が9:1くらいになっていても挟めなくはないですが……

ただし、辞書の「あ」行や「わ」行のような左右のページの量に大きく差がある場合や、本が厚すぎる場合には写真のようにアンバランスになってしまい、挟みづらいので、筆者は次に紹介する商品も併せて使っています。

 

オモクリップ ブック用 おもさでページキープ!

重さでページを固定!

上:オモクリップ/下:カドノオモクリップ

こちらは、クリップ自体を重くすることでページを開いたままにする商品です。

左右のページ差が大きいときには薄い方にオモクリップをつけて固定

まさしく左右差が大きくて閉じてしまうページを重さで開いてくれる商品です。

ウカンムリクリップと同じ使い方もできます

もちろん、普通の本の上部を挟んで開いた状態にする使い方もできます。
オモクリップの長所であり弱点である部分はこの商品の特徴でもある約100gという重さ。持ち歩くには少し重く感じるのですよね。なので、職場なら職場用、勉強部屋なら勉強部屋用と決めて置いておく使い方をおすすめしています。

カドノオモクリップを開きたいページの角に取り付けました

こちらも関連商品として「カドノオモクリップ 2個入 おもさでページキープ!」という、本の角を留めて使う商品もあります。磁石が内蔵されているため、金属製の机であれば机に貼り付けて使うことも可能。それ以外の机では重さが足りない時に磁力で2つのクリップを繋げれば重さを出すことができます。

 

2つのコラボ使いも良いです

筆者はウカンムリクリップとオモクリップを組み合わせて使うこともあります。
自宅の中で働いているので持ち運びが大変ではないという前提条件はありますが、本によって、今はウカンムリクリップ、今度はオモクリップが使いやすそう、とそのときどきで使いわけますし、とても大きい本を開いておきたいときには両方の力を最大限に駆使して作業を進めています。

 

■今回紹介した文房具
(C)プラス株式会社
  • 商品名:エアかる
  • メーカー:プラス株式会社
  • 商品の詳細はこちらから
  • 価格は大きさ・パッケージにより異なります。詳しくはアイテム一覧よりご確認ください。
(C)株式会社トーキンコーポレーション
  • 商品名:5枚クリップ
  • メーカー:株式会社トーキンコーポレーション
  • 商品の詳細はこちらから
  • 20個入り 税込330円※2025年7月現在の価格です
 
(C)サンスター文具株式会社※写真はウカンムリクリップ
  • 商品名:ウカンムリクリップ、ウカンムリクリップぷち
  • メーカー:サンスター文具株式会社
  • 商品の詳細はこちらから
  • ウカンムリクリップ=税込660円、ウカンムリクリップぷち=税込440円※2025年7月現在の価格です
(C)株式会社ソニック
  • 商品名:オモクリップ ブック用 おもさでページキープ!
  • メーカー:株式会社ソニック
  • 商品の詳細はこちらから
  • 税込770円※2025年7月現在の価格です
 
(C)株式会社ソニック
  • 商品名:カドノオモクリップ 2個入 おもさでページキープ!
  • メーカー:株式会社ソニック
  • 商品の詳細はこちらから
  • 税込660円※2025年7月現在の価格です

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