2025.09.12

第6回 「言葉」と「思い出」を書き残して、自分の元気の源に|勉強を楽しく!業務に便利!文房具図鑑

この連載について

子どもが楽しく学べる文房具、学校で働く方々の仕事がはかどる事務用品。この連載では、思わず人に教えたくなるような、学校生活を豊かにする文房具を紹介していきます。執筆者は数多くの文房具を見聞き、蒐集し、さまざまな媒体でその魅力を発信し続けている文房具プレゼンターのふじいなおみさんです!
数々のモノに触れてきたふじいさんだからこそ知っている、学校で使える文房具の世界をぜひお楽しみください!
 

暦の上ではそろそろ秋の夜長などとも言われる時期。暑かった日々も終わりが見えてきて、過ごしやすい気候がやってくるのと同時に、夏の疲れがどっと出てくる時期でもあります。疲れていると気持ちもどことなくセンチメンタルになりがちです……。

特に学校で働いている皆さんは長期の休みを挟み、リスタートして半月ほど経ったタイミングである今、精神的な疲れも出てくる時期ではないでしょうか?
そんな時のためにご自身が元気を出すためのノートに言葉や大切な出来事を普段から書き残してみませんか?

 

心に響いた「言葉」を書き留める「Words make me notebook」

出会えた言葉ひとつひとつが「私」をつくっていく
心に留めておきたい言葉を書きためていくノート。

 

言葉は意外と忘れてしまうから

友達との会話や読書で出会った言葉、さらにはSNSのタイムラインで巡り合った書き込みなど、現代はさまざまなところに言葉があふれています。その中には「胸に響いた」「なんだか気になった」という言葉もありますよね。でも残念ながら筆者は他のことをしているうちに出会った言葉を忘れてしまうのです。皆さんも同じような経験ありませんか?

そこで、この専用ノート「Words make me notebook」を使って言葉を書き留めていきました。

 

筆者が書いた言葉は?

私が主に書いたのは知人からメッセンジャーで送られてきて嬉しかった言葉や、後述するアプリで出会った勉強に取り組んでいる方の前向きな言葉です。

例えば、

筆者は自分でもわかるほど落ち込みやすい性格です。右ページ(No.012)の日も落ち込んでいたのですが、一緒に仕事をしている方からとても嬉しいメッセージが返ってきたので大切に残しておこうと、言葉を書き留めました。

この言葉をもらった時は目がまわるほど毎日忙しくて「自分は一体何をしているのだろう? 何をしたいのだろう?」とわからなくなっていました。でも、この言葉を見て「自分のことを見守ってくれている人が近くにいるのだ。しかも私が動けば相手も嬉しいのだ」と思い直し、再び歩み出すことができました。

しっかりと書き留めたことで、「ノートを手に取れば勇気がもらえる言葉がある。【お守り】がここにあるから大丈夫」と思えるようになりました。

コクヨの「大人のやる気ペン」という、大人が勉強のやる気を維持していくためのガジェット&アプリがあるのですが、それを使っていると時折、他のユーザーの方の参考にしたい目標や勉強をする理由、やり方を見られるタイミングがあります。その中でも印象に残ったものを書き留めてみました。

右ページ(No.006)の「今の間違いはこれからの伸び代」という言葉にはハッとさせられました。失敗するたびに落ち込んで尾をひく自分にとってはとてもありがたい言葉でした。こうした思いがけない言葉をしたためておくことで、自分の気持ちを盛り上げていけるのは、このノートでしか味わえないものだと思います。

筆者は現在、自宅で一人での作業が多いのですが、たくさんの人と触れ合う学校で働く方であれば、例えば、生徒からの手紙や言われて嬉しかった言葉、先生からの書類に添えられていたお礼の付せんなど、残しておきたいフレーズと出会うことも多いはず。その言葉を書き留めておけば、あとで読み返したとき、元気や自信を取り戻すことにつながるのではないのでしょうか。

ちなみに「大人のやる気ペン」は、高校や大学受験の学びに使用している方も多いようです。

 

綴る言葉のヒントも

それでも「どんなことを書いたら良いか、なかなか思いつかない」という方のために、ノートの帯の裏に「お手伝いキーワード」が用意されています。例えば「お気に入りの楽曲のワンフレーズ」。ご覧いただいているあなたもひとつやふたつ、頭にパッと浮かぶのではないでしょうか?

毎日書かねばならないわけでもなく、逆に1日にいくつもの言葉に出会ったならば、複数書いてしまっても構わないノートです。たまに読み返してみると「この言葉に勇気づけられたな」「あの友達は私のことをこう見てくれていて嬉しかったな」とポジティブな感情が蘇ってきます。そこがこのノートの良いところであり、自分を応援してくれるものとして作り上げられるのではないでしょうか?

 

毎日書かなくてもいい! 楽しかった日々を残すための日記「FUN DAY100」

書くたび、読むたび、しあわせ気分。
楽しかった日を100集める日記帳

 

いつ書いてもいい日記帳が増えています

最近は、日付が入っていない日記帳が増えています。「毎日書く」のは負担がかかるけれど、ときには何か残しておきたいこともある。だから特別なことがあった時だけ書く、自分で日付を書き入れるタイプの日記の需要が高まっているのです。
そして紹介する「FUN DAY100」は楽しかったことや嬉しかったことを書くことに特化した日記です。

 

「非日常」は残したい

「〇〇に出かけて楽しかった」は間違えなく思い出です。

例えば、私の日記に初めて書いたことは文房具のイベントに参加した日のことでした。数日前からソワソワしていただけあって、とても楽しい時間が過ごせたので、1ページでは収まりきらず見開きを1日分にして使っています。筆者は万年筆やそこに入れるインクが好きなのですが、この日はたくさんのインクを試すことができるイベントで、とても楽しかったことを書きました。

それこそ先生であれば、入学式や卒業式、運動会に文化祭などといったたくさんの学校行事があるので、生徒とともに過ごした楽しい思い出などは書き残すのにぴったりではないでしょうか?

 

ここぞという「日常」も残したい

一方で、例えば「赤ちゃんが初めて立った日」も思い出ですよね? そんな日常にもたくさんの素敵な出来事が詰まっていることを今回、このノートを使うことで感じました。

カレーを家族みんなで食べた日の日記です。筆者が硬い野菜を切ることだけは手伝いましたが、それ以外は小学4年生の娘が作ったカレーでした。なんとなく取りこぼしてしまいそうな日常の出来事なのですが、こうやって書くことで忘れられない出来事に変わります。

娘が小さい頃は毎日のように「これがあった」「あんなこともあった」と記録していましたが、成長に伴って書く機会が激減。このノートをきっかけに改めてこのような日常の中の少し特別なことを書いておこうと感じました。

 

筆者が気づいた「FUN DAY」を探すコツ

残したい出来事がなかなか思い出せない方は、ぜひスマホの写真アプリをのぞいてみてください。撮影した雑多な写真を見返して「あ、これ!」と思ったものを日記として書き起こすのはいかがでしょうか? スマホで撮った写真には撮影日や設定によっては場所の情報もあるので、さかのぼって日付や出かけた所といった情報を確認して書き起こせるという良い点があります。同様にメールやメッセンジャーの履歴を見返すのも効果的です。そして、日付フリーなのを活かして、日付順を気にせずに印象に残ったことをどんどん残していきましょう。

もう一つ、特に「日常」のイベントに関してですが、少し時間が経ってから振り返った方が「あ、この写真! すごく心に残っているから書き残そう」と選びやすく感じました。

 

少しの工夫で見え方が楽しく!

「FUN DAY100」の記入場所は3mm方眼になっているので、文字をまっすぐ書きやすいですし、スマホで撮った写真をプリンターで印刷して貼る時にもきれいに貼る目安になります。

そして、日記の見せ方のテクニックをひとつ、お教えしましょう。上の写真のようにプリントアウトした写真の縁を少し残して被写体の形に切り抜いただけで、少し手の込んだ日記に見えるのです。誰かに見せるものではないですが、こうした工夫ひとつで、書いている今はもちろん、見返した時にも、より楽しいものになるのではないでしょうか。

このノートには「FUN DAY」を見つけるための「日記のヒント」が最後のページに紹介されているので、「何か書きたいけれど何も浮かばない」という時に助けてくれますよ。
 

まとめ――ノート・日記を作って自分の気分を盛り上げよう!

どちらのノートも100ページ分綴れるようになっています。このノートは後で読み返して元気をもらうために書き留めたいので、筆者は悲しいエピソードを連想するものはあえて書かないようにしていました。

仕事で失敗をしてしまって、どうしても頭から離れない日もあると思います。そんな時のために、ご自分が元気を出すためのこのようなノート・日記を作ってみませんか?
 

■今回紹介した文房具
(C)いろは出版
  • 商品名:Words make me notebook
  • メーカー:いろは出版
  • 商品の詳細はこちらから
  • 価格:880円(税込) ※2025年9月現在の価格です
(C)いろは出版
  • 商品名:FUN DAY100
  • メーカー:いろは出版
  • 商品の詳細はこちらから
  • 価格:1210円(税込) ※2025年9月現在の価格です

本連載の執筆者・ふじいなおみさんの書籍を刊行いたします!!

うまく使えないのは子どものせいじゃない。道具がマッチしなかっただけ!

特別支援学級の子どもたちが学習や活動に集中できない理由に、文房具(道具)をうまく使えないためにイライラしたり、やる気をなくしたりすることがあります。そうした子どもたちの困りごとを文房具から解決する方法を紹介します。

特別支援学校の教員である佐藤義竹先生に、子どもたちがどんなことで困っているのか、それを解決するためのポイントは何かを提示してもらい、それを受けて文房具の専門家・ふじいなおみさんが悩みを解決するアイテムをセレクト(その数250点以上!)。

「書く」「消す」「切る」「塗る」など動作別に解決アイテムを掲載。また、「片付けられない」「すぐになくしてしまう」など、日常生活の中での困りごとを解決するためのアイデア文房具も紹介しています。これらを保護者に紹介することで、子どもたちの学校生活はハッピーに変わるはずです。
さらに、文具メーカーに商品開発の裏話などを取材したインタビュー記事も掲載。文房具の世界がさらに広がること間違いなしの一冊です!


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