この連載について
子どもが楽しく学べる文房具、学校で働く方々の仕事がはかどる事務用品。この連載では、思わず人に教えたくなるような、学校生活を豊かにする文房具を紹介していきます。執筆者は数多くの文房具を見聞き、蒐集し、さまざまな媒体でその魅力を発信し続けている文房具プレゼンターのふじいなおみさんです!
数々のモノに触れてきたふじいさんだからこそ知っている、学校で使える文房具の世界をぜひお楽しみください!
この連載について
子どもが楽しく学べる文房具、学校で働く方々の仕事がはかどる事務用品。この連載では、思わず人に教えたくなるような、学校生活を豊かにする文房具を紹介していきます。執筆者は数多くの文房具を見聞き、蒐集し、さまざまな媒体でその魅力を発信し続けている文房具プレゼンターのふじいなおみさんです!
数々のモノに触れてきたふじいさんだからこそ知っている、学校で使える文房具の世界をぜひお楽しみください!

今回のテーマは「書く」です。学校外に物を送付するときに「書く」、校内で要件を伝達するために「書く」、自分の業務のメモとして「書く」。年が明けて学校では新学期に近づくにつれて少しずつ忙しくなる時期で、保護者の方や同僚にメッセージを送ったり、もしくは自分に対して何かしらのメモを残したりすることも多いのではないでしょうか。だからこそ必要になってくる「書く」ことに注目をしました。
最近はメールで情報のやり取りが済みますし、物を送る時にもパソコンで作られた共通のフォーマットが用意されている場合が多いかもしれません。
ですが、目上の方にお送りするときや、送る物の内容によっては「直筆のお手紙を添えるべきかな?」と感じることがありませんか? しかし実際に書き始めてみると手紙には細かなルールがあり、書き方や文例を調べて、字を間違えないようにして……と緊張の連続です。

日本ホールマークが発売した「お仕事で使うレター」はそんなハードルの高さを緩和してくれる商品です。「便箋」「封筒」「一筆箋」が各2デザインずつ発売されています。

「便箋」の特徴は、自分で記入する部分が宛名・自分の名前と要件が「3行」のみで完結する点です。

「一筆箋」の特徴は、「便箋」と同様、書く箇所が宛名と自分の名前、そして要件なのですが、要件部分が「ひとこと」のみとなっています。
その「3行」や「ひとこと」もさまざまな状況に応じた例文がついているので、どのように書けば良いのかわからない場合でも参考にすることができます。

また、「封筒」には宛先と差出人の住所・名前の書き方が簡単にまとめられていますので、こちらもスムーズに記入することが可能です。
部署内・学校内で伝言することもありますよね。筆者が会社員時代は付箋に書いて机の上、もしくは閉じてあるノートパソコンの蓋に貼っていた記憶があります。しかし、平面のメモでは、書類などの下敷きになってしまい、その存在に気づいてもらえない可能性もあり得ます。

そこでおすすめしたいのがエポックケミカルの「はむっとメモ」です。
見た目は細長いメモです。大人でも使える、落ち着いていて、かつ遊び心のある生き物の愛くるしいイラストが描かれています。

気になる使い方ですが、方眼罫部分にメモを書き、メモ欄の半分あたりにある点線部分で二つ折りにすると、メモの下の部分が、上に描かれている生き物の口部分にある切り込みにぴったり挟まります。これで他の方に見られることなく伝言を置いておくことができます。
また、二つ折りすることでその動物の大好物をはむっとしたり、違う表情を見せたりと絵柄がちょっと変わるのも面白いところです。
でも、このままでは平面状なので他の書類に埋もれてしまう問題は解決しません。ではどうしたら解決できるのでしょうか?――

じつは、このメモの中心部分には半分に折る点線を含めて3個の折り線がついています。その折り線を横から見てWの形になるように谷折り→山折り→谷折りをして、先ほどと同様にメモの下の部分を口の部分にある切り込みに入れます。
そうすることで、立ててメモを置いておくことができるのです。立っていると目につきやすいので「メモに気づかれない」というトラブルが減るのではないでしょうか?
校外からの電話の内容が複雑だったり、他の職員の方とすれ違ったタイミングで思い出したかのように何かを頼まれたりと、パッとメモを取らなければいけないときはありませんか? そんな時のために、常にメモ帳を用意していても、いざその場になると開いても開いても何かが書いてあるページばかり……「一瞬で書けるページが開けたらいいのに……」と思った方! それ、もうあるんです。一発でメモ帳の白紙ページが開けるメモが!

その名も「パッとメモ」(ミドリ)という商品です。
この商品、アイディアがキラリと光ります。

「パッとメモ」を上から見ると普通のリングメモなのですが、表紙を開きメモページを開こうとすると左側の面だけ、1枚ずつ外せるメモ帳のように糊付け(天糊)がされています。
メモをしたら天糊を剥がして、次(未記入)のページが一番上になるようにしてメモを閉じます。そうしておくと、

次に使うとき、一番上のページが必ず未記入のページなので、一発で新しいページにメモができるというわけです。
これで急なメモにも対応できますね。
事務作業やICTの導入が早い学校では、何かとタブレットやパソコンで完結するようになってきました。だからこそ、筆者は「書く」ことを増やす・楽しむようにしたいと考えています。直筆の文字には温かみがあり、個性があり、その時の気持ちも表れるように感じるからです。他にも、筆者はパソコン画面を見つめながらよりも、手で文字を書いた方が考えもまとまります。
ぜひあなたも今回紹介した文房具で、少なくなった「書く」を、改めて楽しんでみてはいかがでしょうか。
文房具プレゼンターのこぼれ話
今回ご紹介したアイテムの中に「一筆箋」がありました。筆者には仕事柄、たくさんの書類や物品が届くのですが、やはりその中に一言添えられていると嬉しいものです。でも「一筆箋」はどのように使うと良いのでしょうか? 今回ご紹介した「お仕事で使うレター」を開発した日本ホールマークに問い合わせてみたところ、このような回答をいただきました。
一筆箋はマナーや形式に縛られず使えるのが長所でもあるので、
・クリップで資料に添える
・送付物と一緒にクリアファイルに挟む
・ファイルの表面にマステ(マスキングテープ)で貼る
などの使い方を想定しています。
また、マナーというほどではありませんが、
・折らずに使う
・クリップと宛名が重ならないように注意する
ことに気を付けていただくとより丁寧な印象になるかと思います。
今回ご紹介した商品に関しては一般的なサイズよりも小さく作られていて、学校内での伝言やちょっとしたお礼・確認依頼にも使えます。そうしたコミュニケーション向けの文例もありますので、ぜひ参考にしてくださいね。
©日本ホールマーク
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©エポックケミカル
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©ミドリ
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うまく使えないのは子どものせいじゃない。道具がマッチしなかっただけ!
特別支援学級の子どもたちが学習や活動に集中できない理由に、文房具(道具)をうまく使えないためにイライラしたり、やる気をなくしたりすることがあります。そうした子どもたちの困りごとを文房具から解決する方法を紹介します。
特別支援学校の教員である佐藤義竹先生に、子どもたちがどんなことで困っているのか、それを解決するためのポイントは何かを提示してもらい、それを受けて文房具の専門家・ふじいなおみさんが悩みを解決するアイテムをセレクト(その数250点以上!)。
「書く」「消す」「切る」「塗る」など動作別に解決アイテムを掲載。また、「片付けられない」「すぐになくしてしまう」など、日常生活の中での困りごとを解決するためのアイデア文房具も紹介しています。これらを保護者に紹介することで、子どもたちの学校生活はハッピーに変わるはずです。
さらに、文具メーカーに商品開発の裏話などを取材したインタビュー記事も掲載。文房具の世界がさらに広がること間違いなしの一冊です!
ぜひお求めくださいませ!!

北海道札幌市出身。ラジオパーソナリティと文房具ライターの二本柱で文房具紹介を行う「文房具プレゼンター」として活動。ビジネスパートナーの他故壁氏と「たこなお文具情報室」を結成。
ナナコライブリーFMで放送中の30分間文房具の話だけをお送りする番組「他故となおみのブンボーグ大作戦!」の出演・制作を担当。文房具情報サイトでの広く文具を紹介する連載、大手出版社の子育て系WEBマガジンでの知育・学童文具の紹介を中心に活動。特に好きなジャンルは、カラフルな万年筆インクやボールペン・マーカーペンなど。気付くと全色買っていることもしばしば……。
【ラジオ・連載】
ラジオ番組【他故となおみのブンボーグ大作戦!】
https://daisakusen.net
小学館「HugKum」
https://hugkum.sho.jp/?s=ふじいなおみ
文具のとびら「他故となおみのブンボーグ大作戦!Bootleg」
https://www.buntobi.com/articles/category/series/bootleg-1/

