地域協働がよくわかる本
コミュニティ・スクールと地域学校協働活動、はじめの一歩を踏み出すために
学校と地域をつなぐ、事務職員のはじめの一歩。
コミュニティ・スクールの設置率が高まるなか、地域協働領域において事務職員の専門性をどのように発揮できるのか。全国の様々な実践を集め、地域協働を事務職員の専門的職務として構築する「学校事務ベーシック」シリーズ第6弾。
学校運営協議会制度が法制化されてから20年余りが経過し、コミュニティ・スクールは全国の公立学校に広がりつつあります。一方で、学校運営協議会をどのように機能させるのか、地域学校協働活動とどうつなげるのか、そこに事務職員がどのように関わるのかは、なお発展途上の課題です。
本書では、第1章で地域協働に関する政策・法制度、学校運営協議会と地域学校協働活動の関係、事務職員の職務と役割を整理。そのうえで第2章以降では、学校運営協議会、地域学校協働活動、地域コーディネーターとの協働、共同学校事務室、特別支援学校、高等学校、社会教育に関する全国の実践を紹介します。
総務・財務、情報管理、連絡調整、広報、会議運営など、事務職員が日常業務で培ってきた専門性は、学校と地域をつなぎ、地域とともにある学校づくりを支える力になります。地域協働は「あの人だからできる」特別な実践ではなく、「事務職員がいるからできる」学校運営の一部として位置づけることができます。
地域協働について学びたい事務職員、勤務校のコミュニティ・スクールをさらに充実させたい管理職・地域連携担当教職員、教育委員会職員、地域学校協働活動に関わる方に、自校・自地域で最初の一歩を踏み出すための視点とヒントを届ける一冊です。
【担当者コメント】
コミュニティ・スクールの設置が広がる一方で、「事務職員としてどのように関わればよいのか・どのように関わるべきなのか」と戸惑う事務職員も少なくないのではないでしょうか。本書は、地域協働を事務職員の職務領域として捉え直し、理論と実践の両面から整理した一冊です。最初から大きな役割を担う必要はありません。会議に参加する、地域コーディネーターと話す、予算や情報を整理する。そうした一歩が、学校と地域をつなぐ力になります。
第1章 これからの学校の在り方(理論編)
1 地域協働に関する国政・教育政策と関係法令の整理(赤松梨江子)
2 学校運営協議会と地域学校協働活動(赤松梨江子)
3 地域協働と事務職員の役割(前田雄仁)
第2章 学校運営協議会に関する実践
1 Let’s地域協働! ひとづくりはまちづくり(奥野八千代)
2 学校運営協議会に「いる」ところから始める事務職員の地域協働(上部充敬)
コラム1 学校運営協議会で熟議やってみた!(井汲智大)
第3章 地域学校協働活動に関する実践
1 地域学校協働活動を推進する事務職員(西山由花子)
2 地域コーディネーターとの協働(勝部千恵)
コラム2 地域協働とカリキュラム・マネジメント(赤松梨江子)
第4章 共同学校事務室に関する実践(前田雄仁)
第5章 特別支援学校に関する実践(松井政徳)
第6章 高等学校に関する実践─熊本県立御船高等学校の挑戦(豊永祐樹)
第7章 社会教育に関する実践
1 楽しむ仕掛けをデザインする─行動しながら考える(宮本隆宏)
2 事務職員の役割と学校・地域連携の未来(松田幸夫)
コラム3 コミュニティ・スクールと不登校支援(赤松梨江子)
おわりに──ベーシックからスペシャライゼーションへの接続
引用・参考文献
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